日商簿記用語集一覧
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工場の規模が拡大したり、海外など遠隔地に工場が存在する場合、 商業簿記の本支店会計のように、工場の経理でも各々会計帳簿に 工場で生じた取引を記帳します。 これを「工場会計」といいます。 本社・工場間の取引では、本社では「 […]
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貢献利益率(限界利益率)とは? 売上高に対する貢献利益(限界利益)の比率が貢献利益率(限界利益率)です。 貢献利益率(限界利益率) = 貢献利益 / 売上高 × 100 売上高 = 貢献利益 / 貢献利益率 例)貢献利益 […]
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変動製造マージンと変動販売費(変動費)の差が「貢献利益 (限界利益)」です。 貢献利益 = 売上高 - 変動費(変動売上原価+変動販売費)
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直接原価計算では、売上高と変動売上原価の差の利益を 「変動製造マージン」といいます。
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直接原価計算では、変動費のみが製造原価となるため、変動費のみが売上原価となり直接原価計算による損益計算書では、売上原価を「変動売上原価」と記します。 「直接原価計算による損益計算書」は以下のように記載します。 Ⅰ 売上高 […]
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製造原価を変動費と固定費に分けて、変動費のみを製造原価として 集計する原価計算の方法が「直接原価計算」である。
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仕掛品勘定を標準原価だけで勘定記入する方法が「シングルプラン」です。 原価差異は仕掛品勘定には含まずに、材料勘定、賃金勘定、製造間接費勘定に記入します。 仕掛品勘定の当月投入分を実際価格で勘定記入する方法が「パーシャルプ […]
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間接製造費からは、「予算差異」「能率差異」「操業度差異」の3種類の 差異が生じます。 製造間接費予算と実際発生額の差が予算差異、生産の能率によって 生じた差異が能率差異、生産設備の操業などによって生じが操業度 差異です。
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標準単価と実際単価の差から生じた差異が「材料消費価格差異」、 標準消費量と実際消費量の差から生じた差異が「材料消費量差異」です。 例) 以下の場合の直接材料費の材料消費価格差異・材料消費量差異を 求めなさい。 […]
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製品1単位当たりの標準原価を「原価標準」といいます。 単位当たりの原価標準が記載された表が「標準原価カード」です。 標準原価カードには原価が直接材料費・直接労務費・製造間接費に 分けて記載されています。
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1 製品1単位当たりの標準原価設定する 2 標準原価カードの作成する 3 対象期間(当月、当期など)に製造した製品の標準原価を計算する 4 対象期間の実際原価を計算する「 5 標準原価と実際原価の差から差異を求める
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あらかじめ直接材料費・直接労務費・直接経費・製造間接費について 目標となる原価を設定しておき、目標となる原価と物量標準を乗じた 「標準原価」と実際価格と実際消費量を乗じた「実際原価」を求めます。 標準原価と実際原価の差異 […]
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当月または当期に、原料をいくら消費して完成品がいくら出来たかの 製造活動の明細を明らかにする財務諸表が「製造原価報告書」です。 製造原価報告書には、原価を材料費・労務費・経費に分類したものと 直接費・間接費に分類したもの […]
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主製品の生産過程で生じる物品を「副産物」といい、主製品よりも 相対的に価値が劣る物のことです。 副産物の価値は低いため、厳密な原価計算は行わず概算の評価 額を用いて原価計算を行います。 主製品の原価 = 主製品と副産物の […]
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製造の始点で正常仕損・正常減損が生じる場合、仕損・減損で 損した原価は、完成品と月末仕掛品で負担するようにします。 製造の終点で正常仕損・正常減損が生じる場合、仕損・減損で 損した原価を、完成品のみで負担するようにします […]
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「工程別総合原価計算」は、製造工程の内容が異なるごとに 分かれており、その工程ごとの総合原価を計算する方法。 例えば、工程が第1工程と第2工程に分かれており、第1工程 で加工が完了した製品を第2工程で更に加工する場合、第 […]
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「等級別総合原価計算」は、同一工程で同種製品を連続生産 するが、重さ、大きさなどが異なる生産を行なう場合に用いられ る原価計算の方法です。 製品の重さや大きさなどを基準として、特定の等級製品に換算 する際に用いられる基準 […]
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「組別総合原価計算」は、同一工程で種類の異なる製品を 連続的に生産する場合に用いられる総合原価計算の方法 です。 原価を「組直接費」と「組間接費」に分類して計算します。 組直接費は、製品それぞれの直接材料費・直接労務費な […]
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月初仕掛品がある場合の原価計算(平均法・先入先出法・後入先出法)
月初仕掛品がある場合は、平均法・先入先出法・後入先出法の いづれかの方法で原価計算を行ないます。 平均法 月初仕掛品と当月投入材料の合計から平均単価 を求めた後、月末仕掛品と完成品原価を求めます。 […]
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材料の不具合や工程作業中のミスで生じる不合格品を「仕損」、 加工中の材料の蒸発や飛散などによって投入量よりも生産量が 減ることを「減損」、製造のために生じてしまう仕損・減損を「正常 仕損」「正常減損」、通常発生しない原因 […]