日商簿記用語集一覧

  • 経費・直接経費・間接経費

    製造過程で発生する原価のうち、材料費、労務費以外の原価を「経費」といいます。 経費には、外注加工費、減価償却費、水道光熱費(電力料金、ガス代、水道代など)、 修繕費、賃借料、保険料、通信費、旅費交通費などがあります。 そ […]

  • 賃率・予定賃率・賃率差異

    1時間当りの賃金を「賃率」といい直接工の賃金消費額は、賃率 × 作業時間 から 求めることが出来ます。 あらかじめ想定した賃率を「予定賃率」といい実際の賃率との差異が「賃率差異」です。 予定賃率 > 実際賃率  有利差異 […]

  • 賃金の修正

    例えば、賃金の支給方法が毎月15日締めの25日払いだった場合、25日に支払われる 賃金は、前月16日から当月15日までの期間の就労に対する賃金です。 原価計算を考える際には、当月1日から月末分の賃金を考える必要があります […]

  • 直接作業時間・間接作業時間・直接労務費・間接労務費

    直接工が、製品製造に要する時間を「直接作業時間」、直接工や間接工が機械の修理や 材料の運搬など製造以外の作業を行なう時間を「間接作業時間」といいます。 直接作業時間分の賃金は「直接労務費」、間接作業時間分の賃金は「間接労 […]

  • 労働費・賃金・給料・直接工・間接工

    製造等に携わっている人達の労働によって生じた原価を「労働費」、製造に関連した作業に 従事している人を工員といい、工員に支払われる給与を「賃金」といいます。 製品製造を直接担当している工員が「直接工」、機械の修理など製造を […]

  • 棚卸減耗費が生じた場合の仕訳

    「棚卸減耗費」は、特定の製品のために消費された原価ではない ため、製造間接費として扱います。 例)1kg100円の材料が帳簿上10kg残っていることになっているが   実際は8kgしか残っていなかった。   無くなった材 […]

  • 不利差異・借方差異・有利差異・貸方差異

    予定価格より実際価格の方が高価だと、その分原価が大きくなり 製造上不利になります。 この差異のことを「不利差異」または「借方差異」といいます。 逆に、予定価格より実際価格の方が安価で、その分原価が小さく なり製造上有利に […]

  • 予定価格法・材料消費価格差異

    例えば、総平均法を用いると月末まで材料の単価がわからないため 材料消費時に仕訳を行なうことが出来ません。 それゆえ、あらかじめ設定しておいた予定価格を用いて仕訳を行なう 方法を「予算価格法」といいます。 予定価格と実際価 […]

  • 外部材料副費・内部材料副費

    引取運賃、輸送時の保険料など材料の工場到着までに生じる 付随費用を「外部材料副費」、保管料など工場内部で生じる 付随費用を「内部材料費用」といいます。通常、外部材料副費 ・内部材料副費 共に、材料の金額に含めます。

  • 購入原価・購入代価・付随費用

    材料を仕入れた際、材料その物の価格を「購入代価」、 取引運賃等を「付随費用」、購入代価に付随費用を加え たものを「購入原価」といいます。 購入原価 = 購入代価 + 付随費用

  • 工場消耗品費・消耗工具機器備品費

    機械油などの工場で使用する消耗品を「工場消耗品費」 ドライバーなどの工具類を「消耗工具機器備品費」として 扱います。 通常、工場消耗品費、消耗工具機器備品費は、様々な 製品の製造で共通に消費するので間接材料費となりま す […]

  • 月末仕掛品・月初仕掛品

    月末にまだ完成していない製品を「月末仕掛品」月の初めにある 仕掛品を「月初仕掛品」といいます。月末仕掛品は、翌月に繰越 され更に加工され完成品になります。

  • 仕掛品・製造・製造間接費

    完成前の製造途中の製品に「仕掛品」または「製造」という 資産の勘定を用います。 例えば、直接費として原価を消費した際には、材料費,労務 費,経費の各勘定項目から「仕掛品」という資産の勘定項目 へ振替えを行ないます。 間接 […]

  • 変動費・固定費 (原価の分類)

    直接材料費のように製造量が増減に伴い、それと共に増減する 原価を「変動費」、工場の設備の減価償却費のように製造量が 増減しても一定額だけ生じる減価を「固定費」という。

  • 材料費・労務費・経費 (原価の分類)

    製造のために物品を消費したことによって生じる原価が「材料費」, 製造に携わる人が労働したことによって生じる原価が「労務費」で 労働力の消費によって生じた原価のことです。 製造過程で発生する原価の内、材料費、労務費以外の原 […]

  • 原価・原価計算

    製品製造のために消費された費用を「原価」といいます。 工業簿記の記帳の際、材料価格、加工費用などに幾ら掛かったかが 必要になるので、この計算のことを「原価計算」といいます。

  • 工業簿記

    製造業では、材料などを購入し、購入した材料を機械や人手で加工し 製品を製造します。材料を購入、加工し完成した製品を販売する一連 の流れを帳簿記入するのが「工業簿記」です。

  • 二重転記

    普通仕訳帳と特殊仕訳帳や異なる2つの特殊仕訳帳にまたがる 取引を、それぞれの仕訳帳から総勘定元帳に二重に転記して しまうことを「二重転記」という。 特殊仕訳帳の元丁欄にチェックマークを記載して二重転記の発生 を防ぎます。

  • 受取手形記入帳

    約束手形や為替手形を受取った際、管理のために記帳する補助簿を 「受取手形記入帳」という。

  • 仕入先元帳(買掛帳)

    仕入先別に、買掛金の増減、残高を詳細に記録するための補助簿を 「仕入先元帳」という。 この補助簿を「買掛元帳」ともいいます。