賃率・予定賃率・賃率差異
1時間当りの賃金を「賃率」といい直接工の賃金消費額は、賃率 × 作業時間 から
求めることが出来ます。
あらかじめ想定した賃率を「予定賃率」といい実際の賃率との差異が「賃率差異」です。
予定賃率 > 実際賃率 有利差異(貸方差異)
実際賃率 > 予定差異 不利差異(借方差異) となります。
例)予定賃率1,000円で5時間作業したら、賃金の予定消費額は5,000円となります。
後日、実際賃率が1,200円と判明したので実際の消費額は6,000円となりました。
予定賃率を用いた消費額(5,000円)と実際消費額(6,000円)の差(1,000円)が
賃率差異です。
仕掛品 5,000 賃金 6,000
賃率差異 1,000