USCPAが日商簿記1級を学習するメリットについて

昔、私が監査法人で仕事をしていたときのことです。
私は1992年から監査法人に行っていますが、特に2000年ぐらいから英文会計に関する意識がとても高まっているイメージがあります。

米国会計士の方も監査法人で見られるようになりました。
2000年前後に特に日本人でUSCPAを取得するということが流行ったのです。

ツアーを組んでいたような専門学校もありました。
そのようにUSCPAが脚光を浴びた時代がありました。
実は、私も興味があって少しだけ勉強をしたことがあります。

そのときに面白いと思ったのが、昔は選択式が中心でしたが、日本の公認会計士は記述式で論文を書きますので、論文作成能力が身に付くのですが、日商簿記検定1級は論文は書かないので、簿記に関してかなり高い計算力が求められます。

私は見ていて思ったのですが、USCPAを勉強する過程で、日本の簿記検定のようなガチガチの簿記のスキルはそれほどやるわけではありません。

ビジネスローやオーディットなどのようなトータルコーディネーター的な知識がUSCPAは必要で、簿記だけに特化したわけではないので、簿記に特化した日商簿記検定の計算スキルは高いと思っています。

実は、日本の会計実務というのは、上場企業もそうですが、割と簿記検定の1級・2級、特に簿記1級を勉強して持っている方も多いです。

そうすると、相当な計算の処理能力を想定して上場企業の決算というのをやっていることが多いです。

あとは、上場企業特有の連結や退職給付や減損会計などもありますが、簿記1級特有のハイソサエティなこともやるのです。
そういうことに関して計算をガンガンやるのです。

私のイメージとしては、USCPAは理論的背景などがメインなので、計算を突き詰める試験ではないのです。

昔に私が監査法人にいたときに、会計士の資格を持っている人とUSCPAを持っている人が監査の現場に行った場合、もちろんそれぞれ一長一短があるのですが、当時パートナーが考えていたのは、簿記1級レベルの計算力は持っているだろうという前提で作業を依頼するのです。

ただし、簿記の知識的には「もうちょっと簿記の勉強をしてほしいな」とこぼしたのを聞いたことが何度かありました。

たしかに私も何度か話していて中のスタッフの方から聞いたのは、私はその後専門学校の講師もやっていますし、教材も作っているので、「USCPAを持っている人向けに効率的な日商簿記検定1級の学習講座はありませんか?」と言われました。

これには驚きました。
「なぜ?」と思ったら、やはり計算力に不安があるらしいです。

最近の事情は知らないので違うかもしれませんが、聞く限りではそういうことです。
USCPAも日商簿記検定もテーマ的には被っていますが、細かい計算例というのは日本の日商簿記検定のほうが問題例が豊富なので、色々な計算ができるのです。

そういった意味で、簿記1級の勉強をUSCPAの方がして良いのかという話がありますが、私はして良いと思っています。

べつに受かる必要はありません。
もちろん簿記1級も持っていれば箔が付きますけれど、そもそも米国公認会計士という資格があるのです。

私が大学院で教えていて思うのは、簿記1級レベルの計算力というのはあるとすごく便利です。
ベースが違うのです。

日商簿記検定1級レベルの計算力を、70点は無理だとしても50点以上は取れるぐらいだと結構勉強しています。

イメージ的には300時間ぐらい勉強していないと50点は取れないので、300時間以上簿記1級を勉強している方はそれなりにやっているので、50点は無理にしても40点はいけますが、巡り合わせなどがあれば50点は取れます。

50点をコンスタントに超えてきて、55点ぐらいまでは私の経験上は割とすぐ行きますが、55点から上がなかなかいかないのです。

ですから、55点程度を意識して取れるような力になっておけば、極端な話、合格に至らなくてもスキルは自信を持っても良いと思っています。

一通り勉強しないと55点は取れないからです。
そういう意味では、簿記1級特有の論点である時間価値や意思決定などはとても使えます。

コストアカウンティングもUSCPAでは取り扱われているはずなので、意思決定の問題も非常に簿記1級は大きいのです。

簿記1級の勉強をやっておくと、会社の経営なども多少意識をしたような話が実務でも出ると思うので、マネジメントにも多少関われるような話も知識が身に付きます。

簿記1級の工業簿記・原価計算はとてもコストアカウンティングの役に立つので、米国公認会計士をお持ちの方は日本で取り扱っている日商簿記検定1級を勉強されると役に立つと思います。

仕事のフィールドによっては簿記1級の勉強は大いにお勧めできます。
お仕事で忙しくて、限られた時間で勉強をする方のためにつくったのが柴山式の簿記1級講座です。

一般的な授業の半分以下に抑えてありますので、ポイントをかいつまんで上場企業に近い決算の知識を身に付けていただければ良いと思います。

受かればベストですが、合格できなくても勉強した知識はこの後の実務に自信が持てると思います。

ぜひご検討なさってみてください。
簿記1級は勉強すること自体が大きな蓄積になって、皆さんの血となり肉となると思います。

頑張ってください。
私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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