悪いことが起きた時の対処法=ネガティブな自己責任とポジティブな自己責任

悪いことが起きたときに、人のせいにするか自分のせいにするかという2つの考え方があります。

言い換えれば他人依存と自己責任ということですが、自己責任というのも考えようによっては落とし穴があります。

悲観的に何でも「自分が悪いのだ」というのも変ですし、私が普段言っている主体的な自己責任というのとは違います。

表面的に見ると「自分のせいだ」と思うことが良いことのように思えますが、そうではないこともあります。

暗くなってしまうことがありますが、そのような自己責任と前向きな自己責任は違います。
この決定的な違いを今回は考えてみたいと思います。

まず、悪いことが起こった場合には自分に責任があると考えます(自己責任)。
ただ、“過ぎたるは猶及ばざるが如し”ということわざがあるように、何でもかんでも自分に責任があると思ってしまうのも考えものです。

何でも人のせいにする他責は論外ですが、自己責任にも良いケースと悪いケースがあります。

自責には主体的な自責と悲観的な自責があります。
言い換えれば、ポジティブな自己責任とネガティブな自己責任だと考えてください。

ここで「関心の輪」「影響の輪」という言葉が登場します。
関心の輪というのは、自分ではどうしようもないことや他人の感情や行動など、あるいは環境など、自分ではコントロール不可能な影響の輪の外にあるものです。

ここに関することも何でも自分のせいだと思ってしまうのが悲観的なのです。
「天気が悪いのは自分のせい」「政権の支持率が下がっているのは自分のせい」などと思うのはネガティブな自責です。

自分でコントロールできないものまで自分のせいだと思ってしまうのは行きすぎです。
関心の輪の中にあることで、影響の輪の外にあることは気にしないことが大切です。

自分ではどうしようもないことは仕方がないと割り切った上で、影響の輪については自分で努力できることについて自己責任なのです。

他責というのは自分で努力できることまで人のせいにすることです。
つまり、関係の輪と影響の輪の状況を使い分けよということです。

自分の力が影響する範囲のことまで他人のせいにするのが他責ですが、これは論外です。
自分が影響できないところまで悩んでしまうのがネガティブな自己責任で、これは精神衛生上良くないです。

ポジティブな自己責任だけを考えましょう。
影響の輪の外のことについてはあまり拘らず、自分ができることについて自己責任を全うすることが本当の意味での主体的な自己責任ではないかと思います。

ぜひ参考になさってください。
私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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