「自分は努力している!」と強く感じたら落とし穴に注意しよう!

今回の「前を向いて歩こう」は、日々頑張っている方に向けてメンタルの落とし穴についてお話をしてみたいと思います。

目標を決めて一生懸命歯を食いしばって頑張っていることは素晴らしいと思いますが、頑張っているという行動に対しての受け止め方によっては後々つらい現実が待っていることがあります。

ここは心のありようなので難しいので、頑張ること自体は素晴らしいのですが、それに対して自分がどう受け止めているかによってそのあとのパフォーマンスが変わってきます。

続けるということを考えた場合、頑張っていることを考えすぎてしまうとつらいのです。
努力を強調しているときというのは、実は自分は大変なことをしていると思っているのです。

大変なことをしていると思っていると、それに対して報酬を求める気持ちになってしまいます。

努力することは尊いことですが、努力していることに対して人から褒められたい、それをアピールしたり、報われたいと思い始めることは次の危険な兆候であることに注意してください。

「努力アピール」はかえって引かれてしまうということもあります。
頑張ることはすごいことですが、頑張っても報われないことのほうが多いのです。

それに対してどう考えるかということです。
そこで報われなくても、さらに頑張ることで成功が見えてきます。

成功というのは失敗の先にあるのです。
ちょっと頑張ったぐらいで手に入る成功というのは誰にでも成し遂げられるのです。

しかし、それを本人が「ちょっと頑張ったくらい」だと思っていないことが問題なのです。
これは実は多いのです。

「こんなにやっているのに簿記検定に受からない」と思う方は多いですが、あなたの努力はまだ甘いです。

しかし、それを言うと本人が傷つくので誰も言えないのです。
そのような気を遣わせるメンタルがそもそも合格者のメンタルではないのです。

しかし、それに気づけばポテンシャルも発揮されます。
目標を達成するのはそんなに甘いものではないということに気づけば良いのです。

メンタルが不十分な状態では簡単に心が折れてしまいますが、やることが大事なので最初はこれでも構いません。

全体の75パーセントしか努力していないのに「自分は頑張っている」とアピールする人がいます。

アピールしなくても心の中でそう思っている人がいます。
しかし、それは危ない兆候です。

それを言っているということは、いっぱいいっぱいの状況で自分を鼓舞しているのです。
そうすると、1か月後2か月後に結果を求めてしまうのです。

そして、結果に対して感情的になってしまいます。
ある程度は感情的になっても良いのですが、必要以上に感情的になって「なんでこんなにやっているのにできないのだ!」と思ってしまいます。

そういうときに「自分は頑張っているのに相手が悪い!」という他責のメンタルになりやすいのです。

頑張っているのは当たり前で、あなただけが頑張っているのではないということに気づかなければいけないのです。

周りもみんな頑張っているのです。
あなたも頑張ったのでしょうが、その頑張りが周りと差がなかったから結果が出なかったのです。

それに気づくのが次の段階で、そうすればメンタルのレベルが上がります。
自分では一生懸命頑張っていると思っていても、その頑張りは同じようなキャリアの人間からすると大したことはないということがあるのです。

これまで努力が足りなかったから、「一生懸命」のレベルが低いことで満足してしまっていたのです。

しかし、そうであったとしてもそれに気づくことが大事です。
「この頑張りでは足りないのだ」と思えば、また頑張れば良いのです。

最近「頑張らない営業方法」のような本がありますが、あれに騙されてはいけません。
頑張らない方法などというものはありません。

本を売るためにそのようなタイトルを付けているだけで、実はその本の著者も頑張っています。

絶対に頑張らないといけません。
柴山式では頑張らない方法はお勧めしません。

頑張りがより効果的になる方法はありますが、頑張らない方法というのはあり得ないです。
だから、楽をして簿記に受かるとは思わないでください。

同じ努力でより効果が出るという意味では楽といえるかもしれませんが、本当に楽をして受かる人はいません。

絶対に努力は必要です。
その努力をつらいと思ってやるのか、普通だと思ってやるのかで結果に対する反応も全然違ってきます。

私は後者をお勧めします。
最初はつらいと思っても良いのですが、ある程度やってきたらメンタルを強化して努力が楽しいと思えるようになってください。

気持ちに余裕があると結果が何であっても受け止められる強さがあるのです。
しかし、気持ちがいっぱいいっぱいの状態だと悪い結果を受け止める余裕がないのです。

こうなると人のせいにしてしまいます。
つらいと思うことはあなたの人生を浪費しています。

つらいと思うこと自体がもったいないので、つらいと思わない選択をすれば良いのです。
努力を努力と思っていると結果を求めてしまいます。

その努力はやって当たり前のことで、自分が選んだことなのだから偉くもなんともないのです。

たまには自分自身を褒めても良いのですが、褒めすぎて自分を甘やかさないでください。
努力していることを必要以上に強調しないほうが良いです。

努力をつらいと思わずに、普通だと思ってやれるかどうかです。
努力を当たり前だと思うメンタルにしましょう。
お互いにレベルアップしましょう。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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