資産は将来の現金収入をもたらし、負債は将来の支出を表す

今回の「前を向いて歩こう」は、会計的な話をしてみたいと思います。
バランスシートという言葉を聞いたことがあると思いますが、これは貸借対照表といいます。

左右対称の形で、左側に財産・試算があって、右側に借金と自己資金があります。
これをよく見ると違った発想ができます。

資産にはお金が含まれていますが、お金以外のものを見ると商売で使えるものを買っているはずなのです。

例えば商標権や特許権などの色々な権利です。
有価証券も一種の権利です。

権利というのは商売に役立つ知的財産権です。
その他にはモノがありますが、これは在庫と設備投資です。

在庫も販売すれば売上が手に入りますし、設備を稼働させて生み出した商品で売ったり、設備を使ってマーケティングを行って売上を伸ばすこともできます。

つまり、モノというのは在庫にせよ設備にせよ、将来キャッシュをもたらすものです。
ということは、お金以外の資産、特に権利やモノというのは有効活用をすると利益になります。

売上から諸経費を引くとプラスの状態(利益)になりますが、そのプラスの状態を生み出します。

その利益はキャッシュとなって返ってきます。
権利やモノというのはビジネスに投下すると、それが商売の現場で利益になって現金で返ってきます。

その一方で、借金でお金を賄った場合、この借金は将来お金を払って返済しなければいけません。

人から借りたものは返済の義務があります。
返済義務があるということは、現金をマイナスにさせます。

仕訳でいうと(借方)借入金(貸方)現金というように、負債というのは将来の支出になります。
お金を減らす要因です。

そうすると、負債によってお金を減らす金額よりも、権利やモノなどの資産を活用して、利益を通じてお金が増えるという、収入のプラスのほうが負債の返済よりも多ければ、その会社は基本的に儲かりますし、お金が増えます。

豊かになるというのは、実は負債による現金のマイナスよりも、権利やモノといった資産を有効活用してお金を増やすスピードのほうが早い、あるいは増やす量のほうが大きい場合に儲かるプロセスが豊かになる過程です。

改めて確認すると、資産とは将来キャッシュをもたらすもので、負債は将来キャッシュを減らすものです。
このバランスで成り立っているのです。

負債によるキャッシュのマイナスよりも、権利やモノを使って営業活動で利益をあげてお金を増やしたほうが会社は大きく発展しますし、色々なものにお金が使える、豊かになるということを知っておいてください。

これは会計上の定義でもあります。
ぜひ参考になさってください。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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