柴山式日商1級商会 ミニ例題の成長プロセス

柴山式のテキストにはミニ例題というのがあって、これが148問あります。
これの本試験当日における目標となる姿を示しておきたいと思います。

柴山式の場合は500時間を簿記1級の勉強時間として推奨しております。
ミニ例題というのは例題をさらに細かくしたもので、簿記1級の商会で使っています。

工原のほうは例題という形でもう少しボリュームがあって、70問用意しています。
商会のほうはもう少し細かくして、148問のミニ例題を用意しています。

これをマスターしていただくと、日商検定1級商業簿記・会計学の合格点を確実にキープするような基礎力を網羅しています。

本当に大事な問題に絞っていますので、これを徹底的にマスターしてほしいです。
1回やってみてスムーズに解けるのは10パーセントあるかどうかです。

148問中15問程度ですが、Aランクは飛ばしてください。
Bランクは6割ぐらいですので、75問から80問ぐらいはBランクです。
Cランクはちんぷんかんぷんな状態です。

A・B・Cのランクがそれぞれ10パーセント・50パーセント・40パーセントというのを1つのモデルとします。

BとCの比率は逆転するかもしれませんが、だいたいAが10パーセント、BとCの合計が90パーセントだと思ってください。

スタートはこのような感じなので、最初は落ち込みます。
しかし、気にしなくてもいいです。

最初はできる問題が1割あれば十分です。
Aランクはほとんどなくても大丈夫です。

まずはBランクのものをコツコツAランクに上げられるように集中して勉強します。
2回転ぐらいするとBランクのほとんどはAランクにいきます。

75問中50問ぐらいはAランクにいくので、力がついたと実感できます。
BをAに持っていくことができたら、次にCをBに持っていきます。

BをAにしないうちにCをBにしようと思っても、Aランクが10パーセントしかできない状態なので実力は低いのです。

その状態でCに取り組むのはきついので、まずはBランクのものを全部Aランクにして、6割ぐらいがAランクになった状態だと力がついているので、その実力でCに取り組むと効果があります。

ですから、AとBとCに分けたあとにまずやるべきことは、BをAに上げることです。
そのあとにCに取り組みます。

試験当日にはAランクが9割以上で、Bランクが1割以下の状態になっていることが望ましいです。

逆三角形になっている状態が理想的な姿です。
できれば148問すべてのミニ例題をAランクにしていただきたいですが、最低でも9割以上はAランクにした状態で本試験に臨んでください。

本番でも色々なケースに対応できて、応用が利くと思います。
ぜひ頑張ってください。

私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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