Plan-Do-Seeにおける第三段階(See=点検・改善)の効果的なやり方

今回の「前を向いて歩こう」はPlan-Do-Seeの実践についてお話をしたいと思います。
ここについて実践的な手引きをしているところはなかなかなくて、ここが弱いのでみなさんは目標を設定しても目標管理が次に繋がらないケースが多いのです。

実はいくつか壁があります。
まず目標設定の段階の壁と、次に実行のレベルと、実行をしたあとの目標と実績の差を検討するというスキルが不十分な方が多いです。

これを簡単にかいつまんで、短い時間ですがポイントをお話しします。
ポイントは実は抽出と選定です。

結局ここのブレストがみなさんはトレーニング不足なので、そこを意識してもらえると良いです。

Planを立てることはするのですが、Planをして、Doをして、これでやりっぱなしのケースが多いです。
Seeまで行かないと目標管理は上手くいきません。

目標管理をやってみたけれど結果が出ない方というのは、Planのレベルも不十分ですし、Doもあまりやっていません。

結果としてSeeというのはやったかどうかしか見ていないのです。
それではだめです。

やった結果と目標の差異を明らかにしてギャップを分析しないと点検にはなりません。
例えば70の目標を設定して実績が58だった場合、12足りません。

その場合、大抵は「12足りなかったね、では次がんばろう」で終わってしまうのですが、それがダメなのです。

そうではなくて、12の中でなぜこういうギャップを生じたのかというギャップ分析にこそPlan-Do-Seeの本質があるのです。

ギャップ分析をしなければ何の意味もありません。
ギャップ分析をしていないのです。

そして、犯人捜しもだめです。
次の行動に繋がるようなギャップをたくさん見つけます。

例えば12の差を分解します。
例えば大きなものから5・4・2・1という感じで分解します。

主なものをいくつかギャップの原因を挙げます。
そして、「5のマイナスは何なのか」「4のマイナスは何なのか」というのを出していきます。

できれば一番ギャップが大きいものを治療します。
費用対効果が大きいポイントとなるギャップを1つピックアップして、選定します。

ギャップ要因をたくさん挙げて、その中のもっとも要になりそうなものを1つピックアップしたあとに選定します。

Plan-Do-Seeのステップ1として目標を確認して、ステップ2として実績を確認して、ステップ3として差異を確認します。

そして、ステップ4としてそれに対するギャップ要素をピックアップします。
そして、ステップ5としてその中でギャップ要素を1つ選びます。

例えばマイナス5のギャップを選んだら、ステップ6としてその対策案を抽出します。
そこから、このギャップを改善するために一番有効な対策を1個選びます。

そして皆でこれに同意します。
最低限この7段階をやらないとPlan-Do-Seeになりません。
ここがみなさんブレているのです。

第2の選定をしたら、次にステップ8として「いつまでに何をやる」というスケジューリングをします。

これが終わってようやく次のPlanになるので、この8段階を1つ1つ丁寧に踏襲していることが大切です。

このプロセスを経なければなかなかPlan-Do-Seeというのはままならないから、目標管理がなぜ自分の役に立たないか今までご経験がある方は分かると思います。

この8つのステップをきちんと踏んで、スケジュール通りにやって、またこの8が次の目標になるわけです。

延々とこの1~8のサイクルを続けていくのです。
というふうに、目標管理というのはギャップ分析をすることです。

そこでピックアップをして、また1つチョイスをします。
そして、またギャップ分析の主なもの1個について対策案をABCDEのようにたくさんピックアップします。

その中でまた1個チョイスをします。
このピックアップ・チョイスを2回します。

そして最後にスケジューリングです。
ここまでを1個1個丁寧にやるのがリーダーの仕事です。

これが目標管理の最もシンプルなサイクルです。
よかったら参考になさってください。
これは勉強にも仕事にも使えます。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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