「仕事や学習の成果」=(量の2乗)×(質)の計算結果を検証してみました!

今回の「前を向いて歩こう」は昨日に続いて計算で比較をしてみました。
昨日は運動エネルギーの計算式で、運動エネルギーはスピードの2乗×重さという構成されているというお話をしました。

これを仕事の成果や勉強の成果に置き換えると、仕事や勉強の結果というのは仕事量、つまり作業をしたアウトプットの時間または量の2乗に影響を受けます。

そして、仕事の質というのは実は2乗ではなくて1乗なのです。
ですから、仕事の質を高めるという行動も大事ですが、より一層仕事時間や作業量を増やすということがとても大事です。

最終的には同じ10時間という持ち時間があったとしたら、学びや研修など仕事の質を高めるという作業に3時間、そして実際の行動に7時間という7:3ぐらいの比率に配分すると最もこの2乗効果が発揮できるというお話を昨日しました。

では、これを実際に計算結果で確認しましょうというのが今日のお話です。
成果=量の2乗×質ですが、計画準備などのインプット部分は1乗です。

行動量のほうが2乗の影響を与えます。
これがウエイトの違いです。

そうやって見てみると面白い結果が分かります。
まずは量が4で質が6の場合を見てみます。

例えば同じ10時間という時間を持っていたら、準備や学習やインプットなどの質を高める時間に6時間で、練習や実際の行動は4時間というふうに少し少なくしました。

若干準備や学習やインプットのほうを多くすると、成果は96という数字になります。
それに対して、量と質が5:5になった場合は5の2乗×5なので125になります。

そして少しだけ行動量のほうを増やして6にして、インプットなどの段取りを4とすると、144まで一気に上がります。

そしてさらにもう少しあげて、量と質をそれぞれ7と3にすると147となって最も成果が大きくなります。

これは6.7:3.3にすると148ぐらいになりますが、整数で考えると7:3にすると最も成果が大きくなります。

このことから、全体の7割がアウトプットで、3割が準備や計画や改善といった質を高めると、一般的には一番効果が出やすいです。

これは勉強でもそうで、100時間の勉強をするならばインプットは30時間ぐらいにとどめて、70時間ぐらいを練習に充ててください。

日商簿記検定3級は50時間ぐらいの勉強ですが、理想は15時間がインプットで35時間がアウトプットです。

若干調整が必要になることはありますが、概ね7:3の比率が最も効率が良いということです。

日商簿記検定2級ならば、インプットが30時間ぐらいで、70時間を練習時間に充てます。
この表は仕事や勉強など、色々な部分に活かせるのでご参考になさってください。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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