自立習慣づくりの解説(4)「4.目的を設定せよ」について

今回の「前を向いて歩こう」は、自立習慣15カ条についてのお話です。
これまで「第1条 自立せよ」「第2条 前進せよ」「第3条 三方良しとせよ」の3つについて私なりの解釈をお話ししましたが、これら3つが自分の内面にある基本習慣です。
 
そこからもう少し一歩踏み出して、今度は自分が日々行動するとき、自立し、前進し、三方良しという基本精神を踏まえて、目的を設定して行動しましょう。

つまり、何のために今自分の行動があるのか、自分が何をゴールとして行動しているのかということを常に漠然と考えるのではなくて明確に考えます。
 
もしライバルがいるのであれば、ライバルよりも最低1.3倍以上の明確さで目的を意識します。
 
これを癖としてつけるだけでもその後の試行錯誤や挑戦の精度がアップします。
目的を設定するというのは、ただ漫然と「どこに行こう?」と決めるわけではなくて、それを意識するだけで、脳が的に合わせて微調整をしようとするのです。
 
この脳の仕組みを使いたいのです。
それが実は「目的を設定せよ」の私が考える本当の意味なのです。
 
では図で考えてみましょう。
目的がない状態と目的がある状態の2つの図があります。
 
Aさんは目的がない状態でボールを投げています。
つまり、何のためにその仕事をするのか、何のために勉強するのか、何を目指して日々の努力をしているのか、目的意識が希薄な状態なのです。
 
はっきりとした的がない状態だと、よく分からない状態でボールを投げまくっている状態になります。
 
目的を見失った状態も同じです。
最初は目的があったけれど、やっているうちに作業(手段)が目的になってしまうのです。
 
手段の目的化はよくないです。
自分がトレーニングしている対象物自体が人生の目的になってしまうと本末転倒です。
 
例えば試験であれば、試験に受かったら燃え尽きてしまってその後に生きる目標がなくなってしまったら本末転倒です。
 
難しい試験になればなるほど、受かること自体が人生の目的になってしまうことがあります。
 
本当は豊かな人生を送るために手に入れようと思っていた武器が、その武器を手に入れること自体が人生の目的にすり替わってしまうケースがあります。
 
そうなると、その先の目的が分からなくなってしまうので、自分が何のためにこれをやっているのかが分からなくなってしまうのです。
 
特に困難な挑戦をしている時にそういうことになりがちです。
ですから、手段の目的化は避けたいです。
 
そもそも、その向こう側に何があるのか、自分は何を目指しているのかという長期的な的を持たずにただ闇雲にやっていると、そのうちやっていることが分からなくなってしまうのです。
 
「こんなに毎日辛い思いをしているのに、なんで結果が出ないのだ」というように、徐々に短期的な思考になってしまいます。
 
ですから、先の目的をしっかりと持って、どこに向かってボールを投げているかを意識しないと、普段やっていることが訳が分からなくなります。
 
Aさんが目をつぶってボールを投げている画がありますが、的がないからあちこちにボールが飛んでいます。
目的意識がないと行動が拡散してしまうのです。
 
つまり、行動の連続があって、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目というように、回数を重ねれば重ねるほど、自分が持っている的が明確であれば的に近づくはずなのです。
 
それが脳の調整機能なのです。
しかし、的を持っていないとどこに行くか分からないのです。
 
だから拡散してしまうのです。
これがAさんのパターンで、結構あるパターンです。
 
ボールを投げること自体が生きる目的になってしまっているのです。
そうすると、投げれば良い訳ですから、その先の的のことはどうでも良くなってしまうのです。
 
そうすると、的がどんどん離れていってしまって、分からなくなるのです。
これが迷走している状態で、ノウハウコレクターの失敗のパターンです。
 
では、自分がノウハウを手に入れる時や何かをする時にはどうすれば良いのかというと、ノウハウの向こうの目的をしっかり持っていないと失敗するのです。
 
それがいわゆる理念や目的意識といわれるものです。
目先のトレーニングやノウハウについての目標というのはもっと短期的なのです。
その先にある目的意識が大事なのです。
 
なぜそのツールが必要なのか、なぜ簿記の知識が必要なのかということをしっかり分かっていないと、簿記の勉強をやっているのか分からなくなってしまうのです。
 
そうすると、クイズの延長になってしまうのです。
せっかく意義のあることをやっているのに、勿体ないです。
 
これは英語の勉強にもいえます。
何のためにやっているのかが分からないと迷走してしまいます。
 
やること自体が趣味になってしまいます。
それも良いですが、一生そのように英語や簿記を趣味としてやっている訳にはいきません。
目的があって、その先の人生を豊かにするために手段があるわけです。
 
簿記も英語もパソコンも、すべて手段なのです。
それ自体は人生の目的にはなり得ないのです。
ですから、目的意識をきちんと持つことが大切です。
 
これが「7つの習慣」でいうところの「ゴールから始める」という第2の習慣に繋がります。
例えば6か月のプロジェクトだったら、6か月後の目的をしっかり持っていれば1か月先2か月先のもっと短期的な作業が明確になります。
 
迷走しなくなります。
つまり、ゴールをきちんと設定することが大切なのです。
今、自分がやっている目先の動作の先には何があるのか。
 
Bさんのように的がしっかり分かっていれば、少し違うところに投げたとしても微調整して何度目からで的に当てることができます。
 
このように人間の脳というのはしっかり的があれば的に向けて微調整して徐々に近づけるようになっています。
 
これが長期的にできる人が5年後・7年後・10年後・20年後に差をつけるのです。
ライバルと差をつけられる人というのは目的意識をきちんと持っているから、行動を自然に脳が調整する機能を使っているのです。
 
これが目的意識の本当にすごいところで、良かったらやってみてください。
1か月や2か月では差は出ませんが、早ければ3か月か半年ぐらいで差が出ることがあります。
 
長い目でみて、3年5年で圧倒的な差がつくのは目的意識が明確かどうかなのです。
これが的を持っている行動原理なのです。
 
だから、これは実は基礎習慣づくりなのです。
ソース、システムなのです。
 
ソースというのは電源です。
システムというのはOSです。
その中で、4番目に目的を設定します。
 
長期的な、その先の的を持っている人というのは、的に向けて目先の行動を調整できるから、やっていて長い間で差がつくのです。
目的意識を持って物事にあたりましょう。
 
これは簿記の勉強に限らず、仕事やプライベートでもそうですが、何のために自分はこれをやっているのかということを常に意識し続けるという習慣を持つことによって、あなたの行動の精度が徐々に高まって、より「第2条 前進せよ」にも繋がります。
 
ぜひ参考になさってください。
私はいつもあなたの成功・発展を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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