難しい問題を見極めるために、基本問題を徹底練習しよう!【がんばろう!日商簿記1級合格512】
がんばろう日商簿記1級合格、今回は「難しい問題を見極めるために、基本問題を徹底練習しよう」というテーマでお話をしたいと思います。
先日、第134回の簿記1級の試験がありましたが、実はそれほど難しくはありませんでした。
工業簿記・原価計算も上手くいけば45点ぐらいは取れる問題でした。
会計学の第2問の在外子会社だけはてこずると思いますが、それ以外はそこまで変な問題ではなく、標準的でしたので、全体として75点ぐらいは狙える問題で、8割にいってもおかしくはないです。
会計学の第2問の配点次第ですが、70点を下回らないような努力はできました。
そのベースとしては、柴山式でいえばやはり例題やミニ例題なのです。
工業簿記の最後のほうなど、時間をかけてはいけない問題がいくつかありました。
その他に、原価計算なども取りにいけたので、そういった基本問題のミスがないかの見直しや、私も会計士の受験生時代にやったのが、難しい問題を後回しにして基本的な問題をイージーミスしないように徹底的にやるということです。
余った時間は難しい問題に取りかかる前に、まずは基本問題をしっかりと見直すことです。
基本問題のイージーミスは一番怖いです。
答練や本試験で、最後の10分ぐらいの見直しで、基本問題でできていると思ったものが実はイージーミスをしていて、全部書き直して助かったというケースがありました。
本試験ではイージーミスをすることがありますが、それを見直してもう一度拾うのです。
それで10点や20点違ってきたケースがあるので、易しい問題の見直しも必要ですし、どれが難しくてどれが易しいかというのを見極めは必要です。
難しい問題は後回しにして、余った時間でもう一度基本問題を見直すことが大事です。
本当ならば難しい問題は見直しをしなくてもいいぐらいです。
それよりも、合格に必要な基本問題にミスがないかを見直ししなければいけません。
見直しをするときにも、どれが易しい問題で、どれを落としたらまずいのかという見極めが大事なのです。
取るべき問題と捨てていい問題の見極めはすごく大事です。
「取る必要はない」と判断する力は、取るべき問題を自分の中でマスターしていないとできないです。
それには、何度も何度も基本問題を反復するのが一番いいです。
柴山式であれば例題や過去問の本試験の中でも誰もができそうな問題をきっちり自分の頭の中でパターン化するのです。
それには、やはり普段の勉強が重要なのです。
難しい問題というのは特殊で、その時にしか出ないような問題がたくさんあります。
バリエーションをつけるためにそういう問題をやるのもいいですが、本当に大事なのは、絶対に落としてはいけない基本問題のパターンを身に染みるぐらい覚えておくことです。
そのパターンからずれているものが特殊な問題なので、それは後回しにするか、場合によってはやらなくてもいいです。
繰り返しますが、大事なことは基本問題のイージーミスをしないことです。
たとえば試験時間が90分あって、90分のうち80分は問題を解いて、残りの10分は基本問題で落としたらまずいものに間違いがないかをチェックします。
工業簿記や原価計算では、最初の問題で間違えたらその後の問題も芋づる式に全部間違えてしまうケースがあるので、前提条件となるような第1問や第2問などの最初の問題に間違いがないかをチェックします。
簿記1級の問題はストーリー性があるので、「ここを間違えたら他にも影響する」という問題をもう一度見直すことを極力やってください。
そのうえで、余った時間で難しい問題をやればいいのです。
1点か2点しかない問題に5分も10分もかけてはいけないですし、それは見直しでも同じです。
結局、それは解答のセンスなのです。
重要な問題なのか、そうではないのか、その区別ができるのは基本問題がしっかりできているからなので、基本問題をしっかりとマスターしましょう。
例題を第一に、基本問題は5回6回7回、場合によっては10回やってもいいです。
がんばりましょう。
私はいつもあなたの簿記1級合格を心から応援しております。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。