再チャレンジの第一歩

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「再チャレンジの第一歩」というテーマでお話をしたいと思います。

日商簿記検定1級というのは簿記の資格のなかでは最難関のものですから、過去の受験実績を見ると、だいたい10パーセント台前半の合格率なので、10人中9人は残念ながら次回に再チャレンジになる可能性が高い試験です。

今日は2013年7月10ですから、前回6月9日に行われた第134回試験からちょうど1か月経っています。

前回の試験で「いけるだろう」という手応えを掴んだ方もいらっしゃるでしょうし、「五分五分」「前回の試験では合格は厳しいかな」という方もいらっしゃると思います。

難しい試験ですから、それに受かるためにはそれなりの努力と準備が必要になります。
5回受けて合格した方もいらっしゃいますので、やっていれば必ず受かります。
正しい努力をしていて、タイミングが合えば必ず受かりますので大丈夫です。

受かるまでに諦めることが勿体ないのです。
せっかく勉強を始めたのですから、一定レベルの知識を身に付けておきましょう。

受かるか落ちるかは運もありますが、できれば60点前後までは取れる力をつけておけば「簿記1級の勉強をした」という意味はあると思います。

30点や40点で終わってしまうと、基礎力が不足している部分もあるので、余力があるならば、60点前後まで力を高めていただきたいというのが私の願いです。

もちろん、合格はしてほしいですし、それがベストですが、合格には至らなくても60点近くまで取ることができる力を付けていただければ、実務で使うことができますので、簿記1級を勉強した意味はあります。

合格率は10分の1なので、最終的な合格・不合格は縁がないかもしれません。
しかし、せめて50点台後半以上まで点数が取れる状況までいけば、簿記1級の基礎力はあると自信を持っていいと思っています。

そのため、目標は55点以上だと思っています。
前回の試験の結果がこれから出てくると思いますが、60点前後以上の方は次に向けてやり方があります。

60点前後の方は基礎力がありますので、それ以上を狙うやり方があります。
柴山式の受講生の方でも60点前後で2回3回と落ちる方がいらっしゃいます。

60点前後から上にどうしても行けない、そういった状況からあと一歩の後押しをしてほしいということで、柴山式簿記1級のドアを叩いていただいて合格される方もいらっしゃいます。

私の感覚では、30点から55点の間ぐらいで再チャレンジされるケースが多いのです。
このあたりの方というのは、得意分野はあるけれど不得意な分野のほうが多いなという状況で本試験に臨まれているような方だと思います。

30点に届かない方というのは、柴山式でいうと例題レベルの問題が半分もできていないという状況ですので、「30点未満」「30点から55点」「55点から70点」という3つの段階でイメージを持っていただければいいでしょう。

50点後半であれば、基礎力はある程度できています。
あとは、それをさらに「精密化する」という作業と、「本試験に慣れる」という2つのステップで、かなり合格率が高まります。

したがって、レベル毎に方法はあるのですが、今回は、前回の試験で30点前後から50点半ばぐらいの方をイメージして説明します。

このレベルというのは、自分のなかで商業簿記・会計学、あるいは工業簿記・原価計算のどちらの分野でも「この問題ならばある程度できるけれど、この分野が出たらできないな」という、得意・不得意がある程度はっきりしているケースです。

一通り簿記1級のインプットは終わっているけれど、基礎力は半分あるかないかという程度で、「できるときはできるけれど、できないときはできない」というように、はっきりしています。

実際に日商簿記検定1級の総合問題というのは複数の分野に跨がっていますので、1個がわかっていても点数が取れるわけではありません。

したがって、相当運が良くて、完璧にヤマが当たらない限りは、基礎力が半々の方はまず受かりません。
受からないけれども、ある程度の手応えがある方なのです。

このようなレベルの方の、再チャレンジの第一歩として考えてほしいのは、できなかったところを潰す、ゼロからやり直すということはしても構いませんが、まず考えることは、「ポジティブになってほしい」ということです。

「何ができなかったか」に目を向けてしまうと、まだできないもののほうが多いですし、苦手なところから入るとモチベーションが上がらないので、あえて「自分は何ができるか」「何が得意なのか」に意識を集中して、振り返ってみてください。

つまり、テキストの目次、柴山式であれば学習の一覧表がインターネットにも掲載されていますが、あの目次を見ながら、「自分はこのテーマであれば7割以上取れる」というような、自分が得意と思っているものに順位をつけて「ベストテン」などを作ってみるといいです。

そして、その優先順位の高いものはとりあえず置いておいて、優先順位の低いもの、つまりできていないものをさらに「Bランク」「Cランク」「Dランク」に区切ります。
まずは仕分けをしましょう。

「俺って意外に連結ができるのだ」など、自分は何ができるのかという「強み」にフォーカスします。

連結のなかでも、子会社株式と資本金の相殺、そしてのれんの計上まではできるけれど、未実現利益が苦手とか、そういう方は多いです。

税効果はみなさん結構気にされていますが、最近2回の連結を見てみると税効果は出題されていませんので、連結において税効果ができないことは致命傷にはなりません。

むしろ、基本的な連結手続きができるかどうかです。
次回も会計学で連結は出題される可能性はありますので、連結は外せません。

あるいは、「本支店会計がずっと出る」と言っていても出ていないけれど、本支店の基本はできていなければいけません。

あるいは、標準原価計算はよく出題されますが、「標準原価のなかでも製造間接費が得意」などということはあると思います。
まずは自分の得意分野にフォーカスしてください。

30点から50点台半ばぐらいで不合格になっている方というのは、できるところもあるのですが、問題なのは「何ができて何ができないのか」が不明確だから、勉強に焦点が合わないのです。

だから、再チャレンジの第一歩としては、自分の得意なところをピックアップしてみてください。
「ここは点数が取れる」ということを、はっきりと自分で書き出してみてください。

そして、できないところについては、どれくらいできないのか「深刻度」を考えて、「B」「C」「D」とランク付けをしてみてください。

Dランクはインプットの部分から不十分だと思いますので、講義をもう一度見直します。
できるところはあるから、その部分は現状維持でいいのですが、大事なことはできないところをできるようにすることです。

それによって、あなたの合格率は高まります。
30点以上で不合格になった方は、残り2か月3か月で充分挽回ができます。

再チャレンジをする方は、自分は何ができるのかという、強みにフォーカスをしましょう。
この考え方は大事だと思いますので、参考にしてみてください。

初心者ではないので、効率良く勉強できるアドバンテージがあると考えていただければいいです。
何事も楽観的に、前向きにいきましょう。

ご参考になれば幸いです。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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