PBR、金融危機前の水準まで回復(日経13*4*18*15)

日経平均は、この半年で50%も株価を上昇させました。

2012年9月30日以降の毎月末における終値を見てみましょう。

2012年09月 … 8,870.16
2012年10月 … 8,928.29
2012年11月 … 9,446.01
2012年12月 … 10,395.18
2013年01月 … 11,138.66
2013年02月 … 11,559.36
2013年03月 … 12,397.91
2013年04月 … 13,382.89
        (※2013年4月は17日終値)

2012年9月末と2013年4月17日で比較してみると、

(13,382.89-8,870.16)=4,512.73円の上昇

4,512.73÷8,870.16=50.8754…%

アベノミクスは今のところ、株価に多大な影響を与えているようです。

このような株価上昇のトレンドを受けて、各社のPBRも回復基調が鮮明になってきました。

ここで基礎知識です。

【PBR】 Price Book-value Ratio
株価純資産倍率とも言います。

株価÷一株あたり純資産=PBR  のように計算できます。

会社が会計数値として把握している株主の持分に対し、株式市場で評価された株式時価総額、すなわちその企業の価値が何倍になっているかを意味します。
株主の会計帳簿上の持分は純資産(資産-負債)として表現されますので、たとえば一株あたりの純資産が100円なのに対し、その会社の株価が150円ならば、会計帳簿上の持分に対して1.5倍の評価がマーケットで得られていることになります。

この場合の1.5倍がPBRにあたります。

反対に、一株あたりの純資産100円に対して株価が80円のように下回っていますと、PBRは0.8のように1倍を割れます。

このような場合は、会計数値上、過去の経済活動の結果として計上されている株主の持分よりも、マーケットの評価が低いということになり、将来性に疑問を持たれている可能性があります。

あるいは、一時的になんらかの理由でPBR1倍未満のケースがありますので、いずれ1.5倍などの株価に上昇すると予想されるならば、PBRが低い銘柄に注目して投資をするという戦略もあります。

この場合は、PER(株価収益率。株価÷一株あたり利益)と見比べて、利益が高いのに株価が低い(PERが低い)理由なども考え合わせ、今後収益がさらに上がり、株価も上がる可能性があると考えれば、低PBRの株は割安と一般に考えられるので、高い投資リターンが望めることも十分ありえますね。

このときの記事では、
過去平均が1.4倍であり、一時は0.8倍にまで落ち込んでいたといいますから、株価のデフレ傾向はかなり深刻だったようです。

会計帳簿上の持分の価値よりマーケットの評価が低いなんて、「あんたの会社の将来性は今の帳簿価値以下だよ~」といわれているようなものですからねえ。

しかし、株価のような値段は、時として世間のばくぜんとした気分とか雰囲気で決まることがあるので、基盤はもっとしっかりしている会社なのに、ムードとか偶然の不評とかで引く株価の状態のものもあります。

そういったものが一種のバリュー投資の対象にもなります。
いずれにせよ、実力はあるのに株価が低いままで放置されているような状態の低PBRの会社は、M&Aの格好の的にもなりますから、経営者の立場では、PBRが想定以上に低くならないよう、神経をとがらせることでしょう。

PERはフロー(業績)面から見た株価の指標となり、PBRはストック(資本)面から見た株価の現状判断の資料となります。

ぜひ、今後の企業判断の参考になさってください。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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