資産、負債、銀行【簿記ャブラリ】



今回は「資産」「負債」「銀行」という言葉についてお話しします。

まず、資産についてです。資産は、取引の単位を区分する勘定科目の一つです。資産のグループと考えると分かりやすいでしょう。
具体的には、現金や預金、棚卸資産、固定資産、建物などが含まれます。
会社にとって、将来収益を得ることが期待されるものが資産です。

仕訳において、資産が増加する場合は左側(借方)に記入し、減少する場合は右側(貸方)に記入します。
資産の種類には、現金、普通預金、当座預金、売掛金の受取手形、固定資産などがあります。
「金・物・権利」という表現もよく使います。つまり、お金や現物、権利が資産に含まれます。資産は貸借対照表で「資産の部」として表示されます。
この部は、すぐにお金になる流動資産、なかなかお金にならない固定資産、少し特殊な繰延資産の3つに分けられます。

次に、負債についてです。負債は簡単に言うと「借金」です。
返済義務のあるものを指し、会社が将来返済が必要な経済的負担を負債と言います。
仕訳の方法では、負債が増加する場合は右側(貸方)、減少する場合は左側(借方)に記入します。
資産が増えると左側に記入するのに対し、負債は右側に記入します。

負債の例としては、買掛金、つまり仕入れ代金の未払いのことがあります。
これは商品を買ったときの未払い分です。他にも、借入金の支払い義務も負債に含まれます。
負債は貸借対照表で「負債の部」として表示されます。
この部は、短期的に返済が必要な「流動負債」と、しばらく返済しなくてよい「固定負債」に分けられます。

では、最後に銀行についてです。
銀行とは、預金や借入、資金の決済、企業への融資、手形や小切手の発行を行う金融機関です。
証券会社や保険会社などもありますが、銀行は代表的な金融機関です。

会社が業務を行う上で、銀行との取引は非常に重要です。
銀行に入金してもらうことで、現金を持ち歩く必要がなくなり、支払い手続きも簡単で便利です。
お金のやり取りにおいて、銀行はとても重要な役割を果たしますので、預金の預け入れや借入金、貸付金などについてもしっかりと理解しておいてください。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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