【税理士になれば年収1000万円が通過点】も可能!? 市場規模1兆円の税理士業界の将来性とは…
現在、月に平均10名~15名程度の税理士先生と中小企業の社長様を対象に個別コンサルティングを実施しています。
いまは、会計事務所を経営している税理士先生がクライアントの半数以上を占めるため、会計事務所経営者の立場からのお悩みを毎月直に聞いて、どう対処するかの助言などをさせていただいています。
多くの税理士をクライアントに持つコンサルタント、という立ち位置は結構珍しいかな、と思います。
おひとり様でがんばっていらっしゃる先生から、年商数億円で多くのスタッフを抱え、組織マネジメントに取り組まれている先生まで、ほんとうに多くの先生が税務の現場で日夜がんばっておられます。
そんななか、改めて思うのが、「税理士という仕事のポテンシャル」です。
全国に8万人の税理士が登録されており、数百万もの法人・個人企業の大部分を占める中小・零細企業の税務会計を一手に担っている税理士の役割はこれからますます多様化していくと思われます。
大企業ならば5~6人くらいは優秀な大卒・大学院卒のMBAクラスの人材を経営企画室や経営戦略策定セクションに抜擢して、長期的に企業の方向性を決める役割に専念させられるでしょう。
しかし、年商3000万円~せいぜい数億円の中小企業に、経営参謀を年収500~1000万円以上を支払って雇う余裕はありません。
そこで、普段から現場の数字に接しており、会社の経営分析ができる立場にある税理士が会社の社長の参謀として活躍できる機会がますます増えているように思うのですね。
ベンチャーサポート税理士法人のホームページに興味深い記事がありまして、士業ごとの市場規模を比較したときに、税理士マーケットがダントツの1兆円超という、驚くべきデータが出ています。
会計事務所を相手にした、あるいは会計事務所を取り込んだ専門サービスで上場・大手企業が事業を大きくできるのも納得です。
マーケットが大きいということは、社会に与えるインパクトや将来の発展性も大きいということで、私は税理士を取り巻く市場に世間が言うほどの悲観的な未来を描いていません。
本動画は、中小企業を元気にするために税理士先生にはもっとどんどん活躍してほしい、という思いと、これから将来を担う若者には、会計の重要性を知っていただいて、会計業界ひいては税理士への道を目指してほしいなあ、という気持ちを込めてアップいたしました。
論語とそろばん、という有名な渋沢先生の言葉があります。
また、日本人はむかし、そろばん塾を一つの大きなコミュニティとしてきた歴史があります。
そろばんやアニメは、日本が世界と戦える強力な資産のひとつではないでしょうか。