ポイントカードは本当にお得?【得するためのルール】
いつも利用しているドラッグストアから優待カードが届きました。
レジでそのカードを提示すると、5%の現金値引き、または購入額に応じて付くポイントの5%加算のいずれかを選べるとのこと。
ポイントは次回以降の買い物に利用できます。
さて、あなたはどちらを選ぶでしょう。私は迷わず現金値引きの特典を利用します。
これには、裏会計学「見えない損失」を認識できる者が取引を自由に操るが関係しています。
ポイントが現金同様に利用できるのは、最後にポイントが付与された日から1年以内。
この有効期限内にポイントを使わないと、せっかくのポイントを損してしまい、まったく得になりません。
ポイントは使ってこそ、利益になるのです。
対して現金値引きなら、商品を買ったそのときに得することになります。
機会損失のリスクがない、というわけです。
有効期限切れやポイントカードの紛失などで権利を失ってしまうのは、「見えない損失」。
そんな損失を意識して得な方を選ぶことで、有利な取引ができます。
もうひとつ。
現金値引きは、1000円のものを950円で買うのと同じことです。
一方、ポイントサービスは1000円支払うことで1000円の商品と50円分のポイントを得ることになります。
950円で1000円分の買い物ができる場合は、5・263%の得。
対して1000円で1050円分の買い物ができるのは、5%の得です。
電気量販店にもポイントサービスをしているお店と、現金値引きがウリの店がありますね。
どちらか選べるなら、ポイントサービスより現金値引きです。