税理士簿記論・効率合格のコツ
本日8月7日は税理士簿記論の試験があります。
受験される方は頑張ってください。
今回はこれから簿記論を受ける方へコツをお話します。
簿記論と日商簿記検定1級はほぼ同じレベルだと思っています。
簿記論は勉強量がとても多く、どこを重点的にやって良いのか分からず、迷子になってしまっている方もいらっしゃいますが、柴山式の場合はこのようにやっています。
まずは簿記1級の商会を徹底的にマスターします。
しかも、簿記1級受験生の勉強量よりも多いです。
なぜかというと、簿記1級の受験生は商簿会計と工簿原計で500時間勉強するので、商簿会計に絞れば250時間ぐらいなのです。
しかし、税理士簿記論を受ける方は1.5倍ぐらいの量なので、350時間は勉強する必要があります。
簿記1級よりも100時間ぐらい多く学習します。
税理士簿記論は工簿原計をやらずに済むので、科目数が少ないだけにあと3回転ぐらい例題を多くやるなどします。
全てを完璧にするくらいにしっかりとやります。
それで、簿記論に関しては特有のポイントを10パーセントぐらい上積みしてください。
簿記論特有の重点ポイントがあって、それは簿記1級の商会よりも掘り下げている部分があります。
もちろん、それを知らなくても巡り合わせによっては簿記1級商会の論点だけで受かることもありますが、慎重に行うために簿記論特有のポイントも上積みします。
これは柴山式の簿記論講義でも対応しています。
7割以上取れば十分ですし、難しい年でも40点ぐらいでも受かるので、しっかりと65パーセントか70パーセントを取る練習をします。
30点分の特殊論点はバサッと切れますから、簿記論特有のポイントを10パーセントぐらい掘り下げるぐらいで十分対応できます。
それから、総合問題は過去問が一番良いと思っています。
同じ問題は出ないとは言いながらも、似たようなものはたくさん出ています。
専門学校などで学んでいる方の話を聞いていると、逆に色々やり過ぎてしまって彷徨ってしまうのです。
市販の過去問集6回か7回分を10回転ぐらいしたほうが効率が良いと思っています。
実際にそれで合格している人もいます。
あとは、最近の流れを知るために専門学校の公開模試などを受けてみても良いと思います。
簿記1級の商会の基本処理をマスターするということが簿記論合格の90パーセントぐらいを占めています。
日商簿記検定1級の商業簿記・会計学というのはそれぐらい広く浅くカバーしていますし、公認会計士試験の財務会計や会計学のベースにもなります。
ぜひ、日商検定の商業簿記・会計学の基本をマスターしてください。
私はいつもあなたの税理士簿記論の合格を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。