日商簿記1級と税理士簿記論と財務諸表論の関係について

日商簿記検定の最高峰の資格である簿記1級と、大型国家資格である税理士試験の簿記論・財務諸表論との関連性についてお話をしてみたいと思います。

昨日は税理士簿記論・財務諸表論の試験がありましたが、受験された方おつかれさまでした。

6月に実施された第149回の日商簿記検定1級については柴山式では既に合格者が何名か出ていて、合格体験記を依頼しています。

20年以上指導をしていて思いますが、日商簿記検定1級合格には500時間ぐらいの勉強が最低ラインとして妥当です。

早い人だとこのあたりから合格していますし、場合によっては450時間ぐらいから合格している方もいらっしゃいます。

簿記2級が終わった状態からスタートして、日商簿記検定1級の商業簿記・会計学はインプット・アウトプットを合わせて250時間です。

大手の専門学校の場合はもっとインプットが多いので400時間ぐらいで、工業簿記・原価計算も400時間ぐらいかかります。

すべての範囲をほぼ網羅するのが大手のコンセプトなのです。
しかし、柴山式では必要ない所や滅多に出ない所などは思い切って省略して、基礎力で受かるようなプログラムになっています。

実際にそのほうが早く受かりますので、私は基礎力を重視しています。
過去に1回か2回出たかどうかという論点までやってしまうと時間がなくなってしまいます。

忙しい方も多いと思いますので、しっかり75点以上を取れるようなカリキュラムを組んでいます。

柴山式では商業簿記・会計学が250時間、工業簿記・原価計算が250時間で合計500時間以上の勉強を推奨しています。

そのうち、商業簿記・会計学の250時間だけをピックアップして考えてください。
しかし、できれば日商簿記検定2級レベルの工業簿記は知っておいてほしいです。

将来税理士として活躍するにあたっても、最低限の原価計算は知っておいてほしいのです。
コンサルティングをするときにも、簿記2級の工業簿記は知っておいたほうが良いですし、できれば簿記2級に合格したほうが良いです。

簿記1級の工業簿記・原価計算は勉強しなくても良いので、その分を簿記論や財務諸表論特有の勉強にあてます。

現在、柴山式では簿記論の講座は提供しています。
簿記1級の商業簿記・会計学を250時間勉強して、簿記論の勉強を250時間やって、合計500時間以上です。

これが簿記論の効率的な勉強法だと思っています。
財務諸表論までは手が回らないので現在は講座を提供していませんが、簿記論に関しては今でも通信講座を提供しています。

財務諸表論については計算の基礎の部分は重なっているので、日商簿記検定1級や簿記論の知識でカバーできます。

財務諸表の場合は注記事項など特有の論点があるので、そのような計算の論点を50時間やって、理論を250時間ぐらいやります。

日商簿記検定1級の商業簿記・会計学は簿記論や財務諸表論でも重要なベースになるので、しっかりと基礎を固めてください。

柴山式ではミニ例題というものがあるので、これをパーフェクトにして、どんな問題が出てもスムーズに答えられるようにしていただくと簿記論も財務諸表論も対応しやすくなります。

私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格、簿記論・財務諸表論の合格を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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