現金支出の割合は「投資2:消費8」が理想です

今回は自己研鑽についてのお話をしてみたいと思います。
会計士の受験生時代から現在に至るまで、概ね目標は達成しつつあります。

ある程度デザインした通りの人生になっていると思います。
現在は年代を問わずにスキルアップやレベルアップに悩んでいる方にアドバイスをさせてもらっています。

そのときに思うのは、お金を払うという行為は絶対必要になってきます。
貨幣経済である以上、何かをするときにはお金がかかります。

そのときに、簿記の世界では貸方現金といいます。
そして借方はだいたい資産か費用になります。

基本は資産・財産の購入か費用の発生なのです。
現金を払った原因が投資(資産の購入)なのか消費(費用による支出)なのか、その比率の違いによって成功率が違ってくるということに気づきました。

ですから、私自身はこれをやっています。
例えば月に30万円のお金を払うとします。

そうすると、貸方には現金30万が来ますが、借方に何が入るかがポイントです。
例えば投資(資産の購入)があります。

将来のノウハウであるとか、商売ならば在庫や設備といったお金を生むものです。
将来キャッシュを生むものを資産と言います。

この資産に対する投資がいくらなのかということです。
あとは消費です。

消えてなくなるものです。
会社では家賃など必要なものがありますが、人生では不必要な消費が多いです。

なぜ不要な消費をしてしまうのかというと、ストレスに晒されて癒やしを求めたり、嫌なことがあったことの反動で居酒屋に行って愚痴を言うといったことがあるからです。

これは普段の生活態度にも問題があるのですが、ともあれ、自分の精神面や体力面を回復するためには必要以上の消費が必要になってくるのです。

そのときに消えてなくなるものとして、快適や快楽の追求です。
これは人間である以上はしようがないです。

もうひとつは苦痛・不便の解消です。
生物の基本は快楽の追求・苦痛からの逃避です。

これに対してお金を払い出すと際限がなくなってしまいます。
そして、私生活で必要な分がありますが、それを定義できているかということがあります。

必要な分を定義して、それ以上の娯楽等々の快適や苦痛に関する支出は程々にします。
この程々感を知っていないと投資ができなくなります。

私のイメージですが、消費と投資の割合は8対2です。
2までやっている人はなかなかいませんが、ここを意識すると生活が見直されます。

日常生活の全支出のうち8割ぐらいは消費で、2割ぐらいを投資に回してみてください。
そうすると、あなたの人生が大きく変わる可能性があります。
少なくとも1割以上は投資に回してほしいと思っています。

例えば日本人の平均年収が400万だとします。
400万年間払うとすると、貸方現金400万です。

では借方はどうかというと、これは成功しやすい5パーセント以内です。
上位数パーセントに入る成功者だとするならば、その分野で一流と言われる人になろうとしたら、消費は8割の320万に抑えて、80万は自己投資に回してください。

あるいは、さらに余裕があったら資産運用に回してください。
資産運用というのは余った資金なのです。

とすると、投資というのは自己投資と資産運用があるのですが、自己投資がメインです。
例えば月に6・7万自分で予算を組んでしまうのです。

では、自己投資は大きく何をやるのかというと、大きく3つあります。
読書が一番手軽です。

しかし、読書は本が相手なので知識は身に付きますが、人との関わりがないと実践できません。
ですから人との関わりに関することが2番と3番です。

読書は年間20万(月1万8,000円ぐらい)です。
そうすると1,500円でも月10冊以上読めます。

斜め読みでも読み飛ばしても良いので、本を買って読むというのは手軽ですごく良いです。
年に1回ぐらい人生の1冊に出会いますが、それだけでも20万の投資の価値があります。

そして、ここは意外にやらないのですが、教材・セミナーは3・40万ぐらい使ったほうが良いです。

つまり、一流の人、その道を極めた人のノウハウを買いに行くのです。
30万でも少ないぐらいです。

40万でも良いと思います。
ノウハウコレクターと言って揶揄されますが、ノウハウコレクターでもOKです。

どんどんノウハウをコレクトして、一流のものに触れてください。
一流のものに触れるには2万3万では足りません。

30万40万は必要です。
教材やセミナーというのは、できるだけその道を極めて成功した人の話を聞きます。

その人の教材を買うのです。
私ならばランチェスターやコーチングに関することです。

それから、会計士の資格を取るのにTACや大原といった専門学校にもお金を払いました。
このような形で教材やセミナー、そして交流、2番と3番は一流のものに触れます。

合計60万です。
一流のものに触れるのに60万ほしいです。

内訳としては教材・セミナーと交流を半々にしましたが、合計60万と考えてください。
月5万ぐらいは一流のものに触れてほしいのです。

つまり、教材やセミナーを買うのです。
私もランチェスターの教材は40万から50万ぐらいは買っています。

あとは竹田先生を講師としてお招きして講演を実施していますので、ランチェスターで100万ぐらいは使っています。

コーチングに関しても認定コーチをとるのに100万ぐらいかかっています。
それで1,000万以上のキャッシュを生めば良いのです。

かけた金額の100倍以上のリターンが得られるのが自己投資です。
読書に20万をかけて、教材やセミナーに30万ぐらいかけます。

教材やセミナーは一流のものを買ってください。
まがい物もあるかもしれないので、きちんとリサーチをして実績のある人の教材を買ってください。

30万ぐらいはかけてほしいですが、60万ぐらいまでかけて良いです。
そうしたら交流も入ります。

交流というのは、その道を極めた人の集まりです。
そこで注意してほしいのは、参加している人の意識が低い集まりには行かないほうが良いということです。

交流というのは一流のものか、あるいは一流を目指すような意識の高い人の集まりです。
従って、教材・セミナーと交流で60万使ってください。

あなたの今の実力よりもはるかに高いものに触れる機会を月5万円で買うのです。
この体験が役に立ちます。

何でも良いので、世間で認められているものに年間60万首を突っ込んでください。
交流というのは異業種交流会もOKですが、参加する人のレベルを見てください。

人の知名度や誰かのノウハウにすがって生きていこうという他責の人が集まるような所には行ってはいけません。

誰かに依存しようと思っている人たちの集まりはNGです。
自分がレベルアップするために意識の高い人同士の交流には30万かけても行く意味があります。

居酒屋で上司の悪口を言うのとは全然違います。
あれは単なる愚痴です。

というふうに、人との集まりもきちんと意識してください。
教材・セミナーと交流で合計60万ぐらいが一流のものや人に触れるための金額です。

そして、ボーナスなど余ったお金を別途作って、月1万から10万、あるいはボーナスで30万とか貯金をして、株式投資などを勉強するのはOKです。

自己投資と資産運用のバランスを取ってください。
ただ、まずは95パーセントは自己投資だと思います。

そして余ったお金で資産運用をして貯金を増やすのもありです。
私は貯金はOKだと思っています。

「貯金はするな」という本が一時期ありましたけれど、あれは書いた人が上手くいったのであって、凡人のやり方ではありません。

我々はまずしっかり貯金をして、その元本で株式投資をします。
貯金をしっかりできない人は成功しません。

ですから、月に1万ずつ貯めて、2年間で貯めた20万30万を元に株式投資をするのはOKです。

逆に、多くの平均的な、なかなか上に行けなくて悶々としている人というのは次のような形です。

年収400万から抜け出すには、自己投資を増やします。
年間80万ぐらい投資します。

多くの人はおそらく9割以上、390万が消費だと思います。
そして投資は年間10万ぐらいで、月に1万もやらない程度だと思います。

そうすると、例えば消費390のうち生活費も最低必要レベルと、娯楽・ゲーム・ギャンブルやるなとは言いません。

程々にしてください。
これを全部含めて320万ぐらいだと思っています。

年収の8割ぐらいが生活費と少々の娯楽です。
娯楽・ゲーム・ギャンブルや癒やしに必要以上に使ってしまいますが、これを我慢して自己投資に回してください。

しかし自己投資は楽しいです。
同じワクワクするならばゲームやギャンブルだけではなくて、自己投資でワクワクしてほしいです。

そうすると、年間70万の差がありますが、ここで差がつきます。
3年で210万、5年で350万です。

2・300万も自己投資が違ったらあなたのレベルがアップしています。
3年から5年で大きく差がつきます。

ということは、年間70万の浪費を惜しんで自己投資に回してください。
ポイントは一流の人やものに触れることです。

パチンコやゲームは程々にして、一流のものや人に触れることにお金を回してください。
自分のレベルを弁えて、必要な範囲で支出をしてください。

娯楽は程々にして、その分を読書や教材・セミナーや交流に回してください。
そうやって自分のレベルを高めていけば、3年後5年後にあなたの脳味噌に2・300万の投資が刻まれます。

これは大きなレベルの差が出ます。
自己投資を今後の家計で考えてみてください。
本当にあなたの人生が変わる可能性が高いですので、お勧めです。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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