リーダーの実力を決める4つの要因とウェイト付け

今回は経営戦略に関するお話です。
これは組織のチームリーダーと考えても良いと思いますし、あなた自身が自分のリーダーということで主導権をもって何か物事を達成するときの参考にもなるかと思います。

会社経営だと分かりやすいと思います。
中小企業の場合は社長さんがリーダーだと思いますが、生徒会なら生徒会長や、班長など色々ありますが、その組織をまとめるリーダーの実力がどういったものから構成されているかという考えがあります。

ランチェスター法則の考え方を援用させてもらいます。
まず1番目に来るのは願望・熱意・向上心です。

やはりリーダー自身が率先して熱意をもって物事にあたることが大事です。
一番熱意のある人がリーダーというところがあるのでしょう。

リーダーが冷めているとメンバーの人はやる気がなくなってしまうので、「絶対に目標を達成するぞ」という強い願望・熱意・向上心や、それにかける時間の量が多い人がリーダーにふさわしいのです。

これはリーダーとして最初に持っておきたい資質・要因です。
2番目は目的と目標です。

しっかりと目的意識を持っていることが大切です。
ゴールが明確でないと組織は彷徨ってしまいます。

フラフラと軸がないのは困ってしまいます。
そして、目的の途中にあるのが目標です。

いわゆるマイルストーン(道しるべ)です。
目標は道路標識だと私は思っています。

最後の目的地が1個ならば、目標というのは途中にいくつか置いてあるのです。
目標というのは状況によって変わっても良いので、適切に置き換えます。

しかし、目的は最終ゴールなので基本的に変えません。
例えば仙台に行きたいのに、途中で新潟に目的地を変えたら全く違うことになってしまいます。

しかし、仙台という目的地を決めたら、そこに至るまでの方法は、高速道路を使うのか、一般道を使うのか、新幹線を使うのかといったようにいくつかの方法があります。

高速道路のインターチェンジを目標にしたり、新幹線の駅を目標にするなど、目標の設定は変えることができます。

高速道路を使うなら車ですし、鉄道ならば新幹線というように、目標設定によって手段(戦略)も変わってきます。
従って、目的と目標はリーダーが熱意をもってしっかり決めなければいけません。

3番目は戦略・仕組み・訓練です。
どのように目標を通過して最終的に目的地に至るか、最も効率良く目的地に至るにはどうしたら良いかという方法論を考えます。

これもリーダーが考えます。
そして、そのためには何かの仕組みを構築しなければいけません。

やはり1人では物事を成し遂げることはできませんから、チームとして動くための仕組みづくりが必要です。

ルールもそうですし、設備もそうですし、共通意識もそうです。
そういった仕組みをつくります。

それから、それに従って実際に現場での実務、例えば車を運転したり何か行動を起こすときのレベルを上げるために教育訓練があります。
こういったものはリーダーの重要な役割です。

そして最後に、実際に現場で物事にあたる戦術です。
その場その場で工夫をして物事を行うということです。

ウェイト付けでいくと、願望・熱意・向上心が最も重要で53パーセントとランチェスター法則では言われています。

2番目は目的と目標は27パーセントです。
3番目は戦略・仕組み・教育訓練が13パーセントです。
4番目は戦術で7パーセントです。

目に見えることなのでリーダーによっては戦術ばかりやってしまいますが、全体の中での重要度は7パーセントです。

間違った戦略や間違った仕組みの中でいくら実務を頑張っても、それは根本的に間違えていますので、目的や戦略を間違えてはいけないということです。

実行手順としては願望があること、熱意がしっかりとあることで、目的と目標は次に定めます。

その目的と目標に従って戦略・仕組み・訓練のスケジュールを決めます。
この実行手順やウェイトをご参考になさってください。

あなたの組織運営のレベルが上がると思います。
あとは自分自身のレベルアップにも繋がる話です。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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