身の回りの「ご縁」と「お陰さま」に感謝してみよう!

私は寝る前に気をつけていることがあります。
仕事でもそうですが、勉強する上でテキストや先生が目の前にいて自分のために講義をしてくれるというのは、当たり前と考えると感謝の気持ちがなくなりますが、すごいことです。

自分に教えるためにその人は何年も何十年も専門分野を研究して、その集大成を自分のために使って話してくれているのです。

シンプルなケースでは、お米というのは88の手間がかかっていると言われます。
例えば目の前にごはんとお味噌汁があったとします。

あるのが当たり前だと思うと感謝の気持ちが出てきませんし、残してしまったりするのですが、よく考えると味噌汁の具やお茶碗などが目の前に来るまでにどれだけのプロセスを経ているのかを考えます。

色々な人の作業を経ています。
お米も同じで、稲を植えて、色々な手をかけて、秋になって収穫します。

そして精米して、それを店頭まで運んでくれる人がいます。
さらに店頭で棚に置いて売ってくれる人がいます。

レジで袋に詰めてくれる人がいます。
買ってきたお米を炊いて、お茶碗に盛って目の前にだしてくれる人もいます。

もし、これらを誰もやってくれなかったら、自分でお米を収穫して炊くしかないのです。
それを誰かがやってくれているのです。

色々な人の手間をかけて目の前にやって来るのです。
そうすると、このお米や味噌汁が光って見えます。

たくさんの人の手間をかけて目の前にあるのは奇跡的です。
そう考えると、やはりご縁があるのです。

色々な人の手間暇をかけて、すべてのものが目の前にあります。
私の眼鏡もそうですし、洋服もそうです。

私が使っているホワイトボードにしても、青い縁の部分や後ろのダンボールの素材などもそれぞれ作っている人がいるのです。

色々な人の手間を経てホワイトボードができています。
目の前にあるものというのは色々な人の莫大な手間がかかっているという、ご縁の集大成です。

目に見える最終製品の裏にはたくさんの人の手間暇と情熱が注がれているのです。
「お陰さま」というのは、見えない人の力に感謝をするという意味で、これがあると感謝の気持ちが持てます。

そうすると、自分が損をしているとか、ふて腐れたり、人のせいにするという気持ちが抑えられます。

例えばテキストもそうで、テキストに使われている紙を作るためには木を伐採したり、塗料を塗ったり、印刷をしたり、製本をしたり、書店に並べたり、色々な人の手間がかかってテキストが目の前に来るのです。

そして、自分がやっている仕事も誰かが手間をかけて段取りをしてくれ目の前にあるのです。

ですから、自分ひとりでできることというのは本当に小さなものです。
自分が世の中のために大いに役に立っているという気持ちを持つのはOKですが、ひとりですべてのことをしていると思うのは傲慢とも言えます。

色々な人の協力があって、その中の一部に手を加えて世の中の役に立っているのです。
私はいつも寝る前にこのようなことを考えています。

そうすると温かい気持ちになるのです。
会社などの集団で大きな物事が成し遂げられるのは、こういった「お陰さま」の気持ちがあるからなのかなと思うのです。

時には見えない手間暇や人の努力に対して感謝をするというのも必要かと思っています。
こういったことがあると勉強も頑張れます。

自分は損をしていると思うと嫌になってしまいますが、人が色々と手間をかけて自分のためにやってくれているから今の自分があるのだと。

色々なことが皆の仕事で成り立っているのです。
みなさんの仕事や手間暇に対してご縁を感じて感謝をするという心持ちが仕事や勉強のモチベーションアップに役立つと思います。

お互いに「お陰さま」の気持ちを持って日々生活していきましょう。
私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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