会社は、なぜ赤字になってはいけないのか?~会社の最重要目的~

今回の「前を向いて歩こう」は、リーダーの心得としてとても大事なお話をしたいと思います。

特に中小企業を含む、雇用する社員を抱えて日々会社を経営しなければいけない社長さんや役員の方、そしてマネジメントをするリーダーが考えておきたい話です。

私の経験上、これをしっかり持っている社長さんの下には良いチームができます。
なぜ会社は赤字になってはいけないのか?

実は、黒字を最終目標にする会社というのは伸びないですし、部下がついてきません。
理由は、数字ばかり追っているからです。

実はこれは概念からすると一番下位の概念です。
利益率がどうとか黒字であるというのは大事ですが、表面的なことです。
では、なぜ黒字にしなければいけないのかということを考えるのが今回のテーマです。

そもそも会社の一番重要な目的は何かを考えたいのですが、まず会社というのは何かというと社員が集まる場所なのです。

会社は1人ではできません。
1人でやっている場合は会社とは言いません。

形式上は「会社」という名前が付くかもしれませんが、会社という名前の個人商店です。
ここで言っているのは従業員が何人かいる組織のことです。

1人でも従業員を雇っていれば会社と思って良いかもしれません。
要するに人を雇って、あるいは部下を持って集団として何かをする組織を会社と考えましょう。

ということは、会社は人が集まる場なのです。
その会社に何かを期待して集まるわけです。

何を期待しているかというと、社員の立場では本音を言うと世の中のことというのはどうでも良いのです。

大事なのは自分と自分の家族の生活を守りたいのです。
個人はこれで良いのです。

勿論その会社に行って楽しく仕事がしたいです。
しかし、一番大事なことは何だかんだ言って給料です。

給料がもらえなければ生活ができないからです。
生活が成り立つと思うから会社に来るわけです。

ということは、社員の生活を守ることが会社の最重要目的であるべきなのです。
なぜなら、色々な定義がありますが、会社とは社員が集まる場所だからです。

集まる人達が安心して働けなかったらどうなるでしょうか?
いつも自分のリストラや給与カットなど、自分の待遇に不満を持っている人が現場で楽しく、あるいは活き活きと接客ができるでしょうか?

会社を信頼して「この会社に来れば私の生活は守ってもらえる。そのかわり頑張ろう」と思えるお互いの信頼関係のベースには、社員の生活を守るということがあります。

これを第一に持っている社長さんは強いのです。
「上手く使ってやろう」「安く使ってやろう」と思うと、それは仕組みや色々なところに伝わります。

そうすると、そういう社長にはそういう人しか集まらないです。
結局、泥棒のような集団になってしまいます。

泥棒というのはお互いに信頼がないです。
人格が未熟な人が集まるわけです。

ここはとても大事で、勘違いしている社長さんが結構いるのです。
社長というのは社員から搾取するためにあるわけではないのです。

社員の生活を守るためです。
しかもそこには成長のワクワク感があります。

成長をするとワクワクします。
つまり、「ここに集まれば自分の生活ができる」と会社を信頼して集まってくれているならば、その期待に応えるのが社長の役割です。

会社に集まっている一番の当事者は社員なので、「社員の雇用を守る」「成長を促す」という2つができれば会社は成功なのです。

では、そのためにはどうすれば良いか?
社員が成長するためには、あるいは生活をするためにはお客様との関係が必要です。

社員の雇用を守って成長を促すためにお客様づくりをして、取引先の役に立つことを行います。

ドラッカーの言っている「顧客の創造」というものです。
こういった仕組みを作るのがリーダーの役割なのです。

つまり、社員の雇用をきちんと保証して成長を促すような組織にするためには、そもそもお客さんがいないとだめです。

だからお客さんや取引先との関係性を高めることが大切なのです。
これはランチェスターの「1位づくり」です。

「1位づくり」が最終目的と言われていますが、私はそうは思いません。
最終目的は、1位づくりの結果、社員の雇用を守るという上位概念があります。

だから、私からするとランチェスターの目標も上位概念の次なのです。
1位づくりというのはあくまで社長の立場から見たことです。

それは戦略目標であって、そもそもは会社に集まっている社員の雇用を守るというさらに上の崇高な目的があるのです。

これを考えられないと、1位づくりも単に1位を奪うという殺伐とした戦闘状況になってしまいます。
それでは社員も殺伐としてしまいます。

だから、ランチェスター経営を学んでいて少し間違ってしまうと「下を叩け」という考えになって殺伐としてしまいます。
さらに上の概念がないと単なる奪い合いになってしまいます。

ランチェスター経営は素晴らしいのですが、少し扱い方を間違えると奪い合いになってしまう可能性があるので、そこは注意する必要があります。

お客様を大事にするのは、結局は会社に来る社員の生活のためにもやっているのです。
中小企業は特にそれは良いですし、来る社員が全員世の中のことを考えているわけではないので、やはり自分の生活が大事なのです。

自分の生活が大事だから自分のことを考えれば良いのです。
しかし、自分の生活が安定すれば人のことも考えられます。

そのためにお客さんの役に立つことをするのです。
その仕組み作りをするのは経営者の役目です。

1位づくりというのはその次の話で、最終目標ではありません。
最終目標は社員の幸せを守ることです。

そのためにランチェスターがあるのだと私は思っています。
そして、お客様や取引先の役に立つためにはお金が必要です。
だから利益が必要なのです。

赤字だとお客様づくりができませんし、取引先の役に立つことができません。
だから赤字ではまずいのです。

結果としてお客様が作れず取引先の役に立てないと、その仕組みは尻すぼみです。
そうなると雇用が守れずに社員は不安になります。
社員が「この会社大丈夫かな」と思った瞬間に厳しくなります。

勿論、経営環境が厳しくなって一時的な赤字が発生することもありますが、そこから立て直すという意欲を持つには、厳しくても絶対に社員の生活は守るという気概を見せることが大切です。

とすると、やはり会社の目的は社員の幸せなのです。
社員の幸せのためのナンバーワンづくりなのです。

ナンバーワンづくりの先に目標がないと、単なる奪い合いになってしまいます。
ここが私の考えている会社経営です。

結局、会社は人のためにあるのです。
社内にいる社員を満足させられないで社外のお客様を満足させることはできません。

ランチェスターの話でもドラッカーの話でも優先順位は違っていますがそこに言及しています。

需要づくりという所のほうがインパクトがあるのでそちらの比重が大きくなってしまいますが、その先にあるより高い概念は会社に集まってくる社員の幸せなのです。

自分の幸せが保証されないのに人のためにはできません。
これが人間というものです。

ですから、自分の幸せに対して安心感がないとだめなのです。
ここをきちんと分かってほしいと思ってコンサルティングをやっています。

長い目で見ると、社員を大事にしない会社は衰退していくと思います。
逆に、社員を大事にする会社は地道に繁栄していきます。

大事にされていると思えば良い人が集まってきて頑張れます。
やはり人なのです。

会社は社員が集まる場ですから、一番大事な目的は社員の雇用を守り成長を促すことです。
そのためにはお客様の役に立つ仕組みづくりを行います。

そういったことをするためには必要な原資として利益を稼がなければいけません。
だから赤字にしてはいけないのです。

一時的な赤字はしようがないかもしれませんが、すぐに黒字に回復するような仕組みづくりが大事です。

経営者のその意気込みや姿勢が大事だと思います。
人を大事にしましょう。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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