もうできない!と思った時が、本当の成長のチャンスです!

今回の「前を向いて歩こう」は壁にぶつかって「本当にこれはダメだ」と思ったときが一見ピンチに見えるけれど実はチャンスに見えるという話です。

私が会計士の受験生時代もそうですし、営業の仕事をしていてもそうでした。
独立してからもリーマンショックなど色々な理由で私の会社も良いときと悪いときがありました。

そういうときに「これはもうダメかも」と思ったことが何度かありましたが、そこでやめてしまうかどうかが本当に勝負を分けます。

1つの例を言いますと、私はよく企業研修でやるのが「今の課題を10個挙げてください」、「新企画のアイデアを10個挙げてください」、「会社の課題を10個挙げてください」、「改善策を10個挙げてください」などと言います。

私は本当は「30挙げてください」と言うのですが、そのときに大抵みなさんは5つか6つ出したら限界が来るようです。

中には3つしか出ない人もいます。
しかし、そこで限界と思ってしまったら終わりです。
そこまでは誰もが思いつくアイデアです。

「もう出ません」と言ったら、私はニコッと笑って「そうですか。よかった、おめでとうございます。スタートラインにやっと立ちました」と言うと「えっ!?」という顔をするのです。

ここまでが自分はゴールだと思っていたのです。
そこができる人とできない人の違いなのです。

目一杯やって限界が来たそれをゴールだと思ってやめてしまうのが上に行けない人です。
そこまでは実は誰でも行けるのです。

100人中96人はそこまで行けるのです。
最初の第1段階で「もうだめだ」という所まではみなさん行くのです。

そこでやめるから96パーなのです。
4パーに行くには独自性が重要なのです。

散々やってやり尽くして「もうダメだ」と思ってやめるのが成功しない人です。
私がアドバイスをして「こういうことをやってください」というと、「それは散々やりました」とみなさん言いますが、それは私は分かっています。

「そこまでがあなたの限界ですよ」というのを心に秘めながら「そうですか。お疲れさま」と言って帰します。

そういう人はもういいです。
私は「そこまでやってまだ何かあるのですか?」というふうに言ってくる人を引き上げます。

結局、やることをやって最初に挫折をしてやめる人が失敗する人なのです。
挫折をすることは失敗ではありません。

挫折をしたあとに諦めることが失敗なのです。
挫折をしてから努力をすると、自分の今までのレベルでは見えなかった次のステージが見えます。

それを成長と言うのです。
最初には必ず壁が来ます。

その壁を嫌がるというのがノウハウ探しなのです。
壁を嫌がってはいけません。

壁が来たらラッキーだと思ってください。
ここからが大変だけれど、産みの苦しみで頑張れば次のステップに行けます。
だから「もうダメだ」と思ったときが記念日なのです。

そこをゴールと思ってダメだと思ってやめてしまうのか、そこでスタートラインと思えるメンタルを養ってください。
「もうダメだ」からがスタートなのです。

以前にも同じ話を動画で申し上げましたが、とても大事なことです。
よく歌で「諦めるな」「頑張れ」などという歌詞がありますが、あれは簡単なことではありません。

本当に諦めないというのは、「もうダメだ」と思って自分が挫折しているところからスタートするのです。

みなさんそう思っているので、そのレベルでは大したことはないのです。
まずは最初に「もうダメだ」と思ったレベルではやめないということです。
そこでもう一段上を見るのです。

だから、先ほど申し上げた企業研修で10個のアイデアを挙げる話でも、最初の10個でダメだと思ったらそこまでは誰でも思いつくから全然斬新ではありません。

10個を挙げたあとの11個12個13個、そうするとバーッと出てきます。
次のステップで新しく出るものがあなたの成長の証なので、「もうダメだ」と思った所がスタートだと思って頑張ってください。

「もうダメだ」をゴールにしてやめてしまう理由にすると、それは96パーセント、あるいは80パーセントです。

上位2割、または4パーセントに入ろうと思ったら、「もうダメだ」がスタートだと思って、もう一度気持ちを引き締めて、あるいは1回休憩しても構わないので、もう一度英気を養ってから次のレベルに向けて壁を打ち破りましょう。

必ずできます。
あなたには能力があります。
私はいつも応援しています。

「もうダメだ」を本当のスタートだと思うことが上位4パーセントに入る秘訣です。
これは簿記の勉強でも仕事でも言えることです。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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