改善と改革の違い~馬車をもっと速くするか、鉄道に置き換えるか?

今回は「改善」と「改革」の言葉の違いについて一緒に考えてみたいと思います。
これは経営やイノベーションを解説するときに使われる事例だと思います。
私も見たことがありますが、こういった言葉があります。

大きな共通目的、抽象的な上位概念として「輸送手段をもっと快適にしよう」という共通目的があります。

もっと速く人や物を運ぼうという、輸送手段としてのゴールがあるとするならば、従来は馬車がありました。

馬が荷車で荷物を運んだりしますが、馬車を手直しをしながら性能を上げていって、もっと速い馬車にします。

xという馬車をx0からx1までバージョンアップします。

つまり、ベースとなる馬や荷車は同じ状態で、その馬と荷車の性能をアップしようというのが改善です。
これはこれですごく大事なことです。

現状、馬車というパラダイム(思考の枠組み)を変えずに、そこに色々な手直しをして、マイナーチェンジをして、もっと速い馬車にします。

同じものをバージョンアップするのが改善で、原価改善などと言われるものがこれにあたります。

基本的な生産システムや生産ラインの中で一部を組み替えたり、上乗せや、作業を早くするトレーニングなどをします。

基本的なプロセスは同じまま、色々な工夫をして早く、あるいは正確にします。
しかし、それでは限界が生じます。

例えば数パーセントずつの改善を年々繰り返して、10年経ったらすごいことになっているということはありますが、ベースが同じなので限界があります。

馬に頼るのではなくて、まったく違う仕組みを使います。
馬ではなくて鉄道に替えることによって、次元の違う速さや正確さが達成できます。

もし、20世紀になっても馬車がずっと使われているとするならば、今ほど経済は発展していなかっただろうと思います。

まずは馬車の発想を切り替えて、鉄道というまったく別の次元のものを開拓します。
これが改革です。

ある意味で革命に近いものがあります。
馬と荷車というベースを一度忘れて、輸送手段という共通目的を別の手段で達成します。
今で言うならば、別の業界のやり方を自分の業界に取り入れて改革することです。

ですから、改善も大事ですし、時には改革をする柔軟な発想も必要です。
時として若い人のほうが柔軟な発想を持っています。

これまでに大人が築いてきた価値観も大事ですが、それに縛られ過ぎていると革命・改革は起こりません。

ですから、若い人は馬車を鉄道に切り替えるぐらいの柔軟な発想力で新しい生産性のアップを図ることも大事だと思います。

そういう意味では、AIも全否定する必要はないと思いますし、色々な角度から、より豊かな暮らしをするための改革も必要です。

改善と改革はどちらも大事ですが、改革という面にも目を向けてみましょう。
両方のバランスが大事なのです。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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