中小企業と大企業で、マネジメントのウェイトが変わってきます

今回の「前を向いて歩こう」は、会社の経営ネタです。
中小企業と大企業というのは、元々違うタイプの組織だと思ってください。

中小企業というのは販売や商品について、大企業に比べて力が弱いです。
ですから、売上が2億か3億以下の場合が多いです。

元々基盤が弱いので、販売をしっかりしなければいけません。
一番大事なのは販売で、次に商品開発です。

実は商品開発よりも販売のほうが大事なのです。
社長は忙しいので商品開発はあまりできませんので、元々ある商品をいかにお客さんとコミュニケーションをとって販売するかが重要です。

販売に力を入れるのが中小企業です。
そのあとにマネジメントが3割です。
売上に関係しない会計や組織に関するところは3割ぐらいです。

ドラッカーなどの大企業のマネジメント本に書いてあることを実行して失敗している中小企業のケースを見たことがありますが、組織や財務はあとの話です。

まずは売ることが大事です。
売れないから中小企業なのです。
売れれば大企業になります。

マーケティングがある程度強くなったら、こんどは売上アップで歪みが出てきます。
組織の中で売上一辺倒だと、従業員が疲弊してしまいます。

ですから、従業員のケアが必要になります。
特定の人間に業務が集中していたり、業務の偏りやマネジメントの問題が出てきて社員が辞めると困ってしまうので、マネジメントに7割のウエイトを置きます。

これができるのはマーケティングができているからです。
マーケティングができていない中小企業はマーケティングに7割のウエイトを置きましょう。

中小企業が大企業の経営手法を中途半端に真似るのが一番まずいのです。
中小企業はとにかく「売り」です。
売って売って売りまくるつもりでやるのが中小企業です。

マーケティング7割、マネジメント3割という比率を間違えないということです。
逆に、大企業はマーケティングが3割でマネジメントは7割です。

これを意識して普段の仕事に取り組んでみてください。
かなり見える景色が変わってくると思います。

あなたが置かれている会社の立場や規模に応じてマーケティングとマネジメントの比率が変わるということを知っていただくと、今後の参考になると思います。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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