さいきんの日商簿記検定の合格率 (144回、145回、146回)
今回の「頑張ろう日商簿記2級合格」は簿記3級と簿記1級にも関係するお話ですが、最近の合格率を一緒に見てみたいと思います。
平成28年11月に行われた144回と平成29年2月に行われた145回と平成29年6月に行われた146回という、過去3回の日商簿記検定の合格率を見てみるとある傾向が分かります。
まず簿記3級ですが、144回が45.1パーセント、145回が47.4パーセント、146回が50.9パーセントということで、45パーセント~50パーセントの間で少し上がってきています。
簿記3級はかつて合格率が低かったときがあったのですが、そのときの世間の評価なども踏まえて少し合格率が高めになっています。
私は45パーセントぐらいが妥当だと思っているので、そんなに悪くないですし、むしろやや易しめだと思っています。
ただ、反動ということがあり得るので、次回は35~45パーセントの間にくる可能性があると思って、少し引き締めて勉強してください。
ただし、柴山式の勉強法も含めて基礎力をしっかりと身に付けておけば35パーセントぐらいの合格率でも全く問題なく合格できる力がつきますから大丈夫です。
簿記2級に関しては過去3回を見てみると変動が激しく、144回が13.4パーセントと難しかったのですが、その反動なのか145回は25パーセントになりました。
私は145回のように25パーセント~30パーセントが妥当だと思っています。
146回は47.5パーセントという高い合格率だったので、次回は20パーセント台まで下げてくる可能性があります。
気を引き締めてやっていきましょう。
しかし、柴山式の勉強法をはじめ、しっかりとした勉強法を自分で軸を持って繰り返してやれば、20パーセント前後の合格率でも合格は可能ですので、あまり気にせずにしっかりと基礎力を身に付けてください。
簿記1級は割と安定していて、146回の8.8パーセントはやや難しめですが誤差の範囲だと思います。
私の個人的な印象では9パーセント~11パーセントの間が妥当だと思っています。
問題の難易度が回によって変わることもありますが、難しい問題があっても配点などで調整されるでしょうから、10パーセント前後が今後の標準的な合格率になると考えて勉強しましょう。
簿記1級は10パーセント前後、簿記2級は25パーセントぐらい、簿記3級は40パーセント前後が私の考える標準的な合格率だと思っています。
頑張ってください。
私はいつもあなたの日商簿記検定の合格を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。