勢いがあるうちに、2017年の1級にチャレンジしよう!

11月20日に行われた第144回の日商簿記検定1級が終わり、続々と簿記2級の合格発表が出ています。

簿記2級の合格率は下がってきていますが、その中でも手応えのあった方、もう一歩だった方、あるいは残念な結果になった方、色々な方がいらっしゃると思います。

中には合格率が30パーセント前後の従来の標準的な難易度であれば合格してもおかしくなかった方が、今回も残念になりやすいです。

50点や60点で合格点に届かなかったので、日商簿記検定1級の勉強を始めるのを躊躇している方もいるかもしれませんが、その場合は簿記1級の勉強を始めても良いと思っています。

今回の試験は第一問と第二問が難しくて力が十分に出せなかったけれども、もう少し易しめの試験であれば70点取れたかもしれないような方は、基礎力はあります。

簿記2級の勉強を一通りやった状態であれば、来年の2月に簿記2級を受けながら6月に簿記1級を目指すのもありだと思います。

ですから、簿記1級の勉強をやりながら簿記2級の試験を受けるというのはどうでしょうか。

今からある程度一通り勉強をやって1回2回の受験をされた方が、簿記2級の勉強だけで日々を過ごすのはマンネリ化してしまいます。

中には2・3回受験された方もいらっしゃると思いますが、そういった方にとってはまたゼロから簿記2級だけを勉強するというのはモチベーションが上がらないケースもあります。

その場合は、一通り簿記2級を勉強したベースを信じて簿記1級の勉強を始めながら来年2月の簿記2級試験を受けてみてください。

簿記2級対策は年明けから再開しても間に合う方もいらっしゃいます。
その場合は簿記2級の勉強と簿記1級の勉強を並行できます。

今からしゃかりきになってやる必要はありませんが、この2か月半を全く簿記1級の勉強をせずに過ごしてしまうのは勿体ないです。

ならば、来年の6月、あるいは来年の11月を目指すにあたっても、この2か月半の間に全く簿記1級の勉強をせずに、3月に入ってから簿記1級の勉強を始めると11月になって慌ただしくなってしまいます。

今から徐々に簿記1級の勉強に慣れておくというのが結果的には2017年11月までの合格に近づくことになるので、今からすぐに簿記1級の勉強を始めることをお勧めします。

それと並行して簿記2級の復習をしながら、2月に行われる第145回の受験も視野に入れて、どちらでもいけるようにしてください。
簿記2級の勉強をある程度やった方は簿記1級に進んで良いと思います。

マンネリにならないために、今回自信のなかった方やあと一歩というところで合格に届かなかった方は、簿記2級に合格しなくても簿記1級の勉強を始めて、早めにスタートを切りながら2月に簿記2級を受けるという二段構えの勉強法が非常に役に立ちます。

同じ勉強をずっと続けているとマンネリ化しますので、そろそろ簿記1級の勉強をスタートさせるのも良いのではないかと思います。

以前、私がインタビューをした、偏差値30から大逆転をして簿記1級に合格した大野さんは、簿記3級も簿記2級も落ちています。

しかも簿記2級は10点ぐらいの低い点数でしたが、簿記1級には合格しているというケースもあります。

勿論、これは極端な例ですが、簿記2級を一通り勉強している方は、今回たまたま残念な結果になったからといって、もう一度簿記2級の試験を受けるまでは簿記1級をやってはいけないという決まりはありませんから、始めても良いのです。

そのような形で長い目で見ていってください。
私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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