アウトプットに集中して見事1級合格!第141回日商簿記検定1級合格体験記(T.T.様)
アウトプットに集中して見事1級合格!
2015年11月実施の第141回日商簿記検定1級に見事合格された
T.T.様より、合格体験記をいただきましたのでご紹介します。
日商簿記検定1級合格体験記 T.T様 /会社員
【合格回】 第141回
【点 数】 72点 点数の内訳(商簿12点/会計16点 工簿19点/原計25点)
【勉強期間】正味10か月(合格までの期間2年)
【1日平均】2時間くらい
柴山式1級講座をどのようにして知りましたか?
過去に2級講座を受講していたので1級講座のことも知っていました。
柴山式の存在を最初に知ったのはYoutubeです
簿記1級を取得しようと思ったきっかけ(またはニーズ)はなんでしたか?
2級に合格して、何となく1級レベルの勉強に挑戦してみようと思ったのがキッカケです。最初は1級を取ろうなんて本気では思ってませんでしたが、柴山式で学習していくうちに「これ、1級狙える人じゃなか」と思うようになり、受験を決意しました。
柴山式1級講座を受講しようと思った決め手となる理由はなんでしたか?
2級講座の頃から柴山先生の話すテンポや話のセンスに魅力を感じ、大事なことをしっかり教えてくれるので、この先生の講座をきちんとやっていれば確実に実力が身に付くと確信していたからです。
柴山式1級講座を受講してみて、いかがでしたか?
①例題を使ったアウトプット重視の講義はダラダラした展開にならず、講義の密度が高い②例題の質が高く、本試験で適用するレベルの例題がたくさんありました。
難しすぎず、簡単すぎず、よく練られていると思います。
おかげで各論点を進めるうちにみるみる簿記の力が上がっていく実感がありました。
私の合格体験談(141回日商簿記検定1級合格)
学習方法
1. まずはDVD講義を1つ1つ進めながらインプット+例題を行っていました。
大体一日1~3時間です。そして定期的に送られてくる総合問題集も全部ではないですが、
解けそうな所を解いていました。
2. 概ね3ヶ月で一通りのインプットが終わり、この時点で過去問を読むと解けそうな問題がいくつかでてきます。
ここからは過去問を中心とした学習に切り替えました。もちろんはじめは分からない問題が多いですが、柴山先生の過去問解説音声を聴きながら問題の意味と解き方を理解することに注力しました。
理解があやふやな論点はテキストに戻って再確認し、納得いくまで理解することに専念しました。第125回~134回までの分を何度も何度も繰り返し確認しました。
3. Youtubeにアップされている柴山先生の話もよく視聴していました。
特に「はじめての原価計算基準」は全てiPodに音声録音して、通勤中などに聴いていました。原価計算はもはや時代遅れ…とはいいつつも簿記1級試験にはよく出題されますし、何よりこの柴山先生の解説が分かりやすくてすばらしいこれを聴くことで工業簿記・原価計算の理解がグッと深まりました。
4. 試験直前期は一応、大手専門学校の予想問題集で腕試しをしていました。
特にどれだけ点数がとれたか、そんなことは気にせず、解けなかったところの解説を読んで理解することに努めていました。
苦労したこと
1. とにかく試験範囲が広いので記憶を維持することが大変でした。
学習のインプットが進むほど、以前にやったことを忘れやすくなります。
柴山先生は「1日5分でもいいから復習を」とおっしゃっていたので、なるべく私は毎日少しでも復習をするクセをつけておきました。
…1日5分の復習…やるとやらないでは大違いです。
2. 1級を勉強していると連結会計とか部門別原価計算の複数基準とか、結構難しい論点がでてきます。個人差はあると思いますが、私は前述の2つの論点が最初理解できず苦しい思いをしました。しかし理解できなくて頭がパンクした状態になっても、何度も何度も講義を聴き直し、例題や過去問の解説を聴き直し、理解することに努めているとある時、「ふっ」と理解できる瞬間がやってきます。不思議ですが何度も何度も繰り返していると突如腑に落ちる瞬間がくるんですね。私はこれは睡眠によって脳の情報が日々整理されていくからだと思っています。分からなくてもあきらめず取り組めば、絶対に理解できる日がやってくると私は信じています。
柴山式講座の活用法
1. 柴山式のテキストは一般よりも薄い分、重要論点に絞られており内容が濃いです。
よって「ここは別に重要じゃないだろう」と読み飛ばしてよい箇所なんてほとんどなくきちんと隅々まで読むことが大事です。
私は「重要」と書かれているのに「こんなの試験にでないだろう」と読み飛ばした箇所が思いっきり本試験に出題されて後悔したことがあります。
それ以降テキストは隅々まで読み返すことにしました。
可能な限りテキストはくまなく読むことも心がけてください。
2. 疑問に思ったことはどんどんメールで質問してください。
早く丁寧に回答してくれます。
私は総合問題でどうしても納得できない解答に質問したところ、自分が問題文の意図を正しく読み取れていないこと、そして簿記一級では問題文の意図を読み取って推測して答えられる力が必要であることを教えられました。
3. 過去問音声解説はiPodやスマホ等を利用してすき間時間に聴くのがおススメです。
この音声は本試験レベルの解説なので、何度も聴いて頭の中で仕訳したり、計算をイメージしたりしているとかなり実力が身に付きます。私はこの解説音声がとても気に入っていて相当聴きました。この音声解説のいいところは解説が分かりやすいことに加え、どの問題は解けてどの問題は解けなくていいかを明確に教えてくれるところ、そしてどの問題を先に解いた方がよいか?とか問題文のどういう所に注意すればよいかといった取り組み方も教えてくれるところです。この解説音声抜きに合格は語れなかったとさえ思います。
1級合格までの道のり
私は1級講座を受講してから合格までに2年かかりました。その間、他の資格(情報処理試験など)も受験していたので概ね簿記を勉強していた期間は10ヵ月程度、勉強時間にして500時間くらいだったと思います。1級勉強中の傍らで全経簿記の上級や建設業計理士1級の資格を取りました。1級講座を一通り学習していれば比較的容易にこれらの資格もとれるレベルに達します。ただ日商簿記1級に関しては一筋縄ではいきませんでした。
1級試験は簿記の知識だけでなく、問題の意味を正確に読み取るセンスが求められます。それに加えて、ところどころに失点を誘うひっかけがあり、それにひっかからないだけの注意力も大事です。このあたりが簿記1級の難しいといわれる所以ではないかと思いました。
私は問題の意味がサッパリ分からなかったり、問題の指示を見落として芋づる式に失点するなど悔しい思いを何度かしましたが、「もう柴山式で1級レベルの力はついている、いつかは受かる」と思って受験を続け今回、合格することができました。
※受験成績 135回(55点)、137(57点)、140回(60点)、141回(72点)
最後に
私が簿記2級に合格した2年半前(2013年6月)、その当時簿記1級は雲の上のような資格だと思っていました。でも柴山式で学習して3ヵ月くらいで雲の上に手がとどくかもしれないと思い始め、半年ぐらいでいつ合格してもおかしくないと言える自信がついてきました。
柴山式に出会っていなかったら私は簿記2級で止まっていたと思います。
1級を目指すキッカケを与えていただいた柴山式講座、私には簿記・会計の面白さを教えてくださった柴山先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました!