今日のおすすめ本「ザ・ゴール(コミック版)」ダイヤモンド社【前を向いて歩こう329】



はい、皆さんこんにちは。
前を向いて歩こう、今回のテーマは本の紹介です。

『ザ・ゴール(コミック版)』これは漫画の方です。
2014年12月4日とつい最近出た本で、漫画になっています。
元々の日本語の翻訳本は2001年に出ています

これはかなりインパクトのあった本で、実はこの後公認会計士試験などの管理会計でも、いわゆるスループット会計といった管理会計用語にもなるくらい、21世紀の日本における生産管理の中では会計と絡めた形で非常に有名になった本です。
漫画本が出ていたので見たのだけれどこれはすごく面白い。
これは生産現場という形で、生産効率ではなく販売の観点から生産を考えましょうということで、ある意味新しい概念です。

ちょっと前に「ABC」というのが流行りました。
「Activity Based Costing」。
これと並んでインパクトが有るのがこの『ザ・ゴール』のスループット会計と言われています。
この本は中々面白いです。
その気になれば1時間程で読めてしまいます。

そして繰り返して読むと3つの概念が重要だということを言います。
ネタバレにならないよう最低限のキーワードだけ言います。
このキーワードを意識して『ザ・ゴール』を読んで欲しいです。
1つ目は「スループット」これは販売のキャッシュ・イン。
もっと詳しい事は本を読んで下さい。

あまり詳しく言ってしまうとネタバレになってしまうのでキーワードだけ。
「スループット」という言葉が今すごく独り歩きしています。
それから「業務費用」これは原価計算基準的には加工費に近いのですが。
あとは「在庫」投資。
もちろん、これを下げることが大事なのだけれど、一番重要なのはスループットである、と。
このスループットを主役に考えて、キャッシュレス販売によるキャッシュ・インの割合なのですが、これを増やしましょうということです。
スループットを高める為には何かというと、第4のキーワードに「ボトルネック」があります。

「ボトルネック」という概念はここから結構広まったのです。
私もコンサルティングをやっていて、製造業の社長さんでやはりこういった元々は海外の本なのですけれども、海外の経営理論に非常に興味を持っている社長さんとかいらっしゃるので、この『ザ・ゴール』のスループット会計みたいなものを研究された方がいらっしゃるのです。

やはりそういう会社は販売効率、最終的にはキャッシュベースの経営なのですけれども、これによって過去最高売上を叩き出したりしています。
今のこの不況の状態でもです。

なので、これは非常に先進的で面白いです。
ぜひこれは工場を持っている会社だけではなくて、あらゆる業種の基本となる考え方なので、ぜひこの「スループット」「業務費用」「在庫」それから「ボトルネック」この4つのキーワードを意識して『ザ・ゴール』を読んで欲しいです。
これは基本的には製造業を対象にしていますが、製造業以外でも役に立つエッセンスが入っています。

例えば受験勉強でも、いわゆる制約条件というのは「ボトルネック」なのですが、この制約条件をいかに有効活用したり、改善したりするかという手順みたいなものが書いてあって、元々は製造業向けなのですが、本当に色々な日常の活動の改善のヒントになるような事が書いています。
読んでみて損はありません、おすすめします。
ダイヤモンド社です。

元々の2001年の翻訳本もダイヤモンド社ですが、これはすごいベストセラーになっています。
私もこの本を持っていますが、結構分厚いです。
これを薄くしてエッセンスを盛り込んだという、最近こういう本が多いです。
アドラーの心理学もそうですし、『7つの習慣』とか色々こういった漫画本みたいな形で出ています。
『7つの習慣』は最近良く出ています。
こういったコミック版のビジネス書も中々面白いです。
そしてサラッと読めるのです。

しかしエッセンスは結構入っています。
公認会計士試験の管理会計に出てもおかしくはないエッセンスが分かりやすく実は入っています。
漫画で読みやすいですし、これは赤字の工場が閉鎖される危機を3ヶ月で立て直すという話で、その時にこの「スループット会計」を使います。
非常に面白い話なので良かったら読んで見て下さい。
今回のおすすめ本『ザ・ゴール』のコミック版です。

ぜひ参考になさって下さい。
私はいつもあなたの成功を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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