ピンチがチャンスに変わる理由2【前を向いて歩こう313】
はい、皆さんこんにちは。
前を向いて歩こう、今回のテーマは「ピンチがチャンスに変わる理由2」というものです。
人は、ピンチに陥った時にそこでの対処の仕方によって、ピンチがピンチのまま終わってしまうか、ピンチがチャンスに変わるケースがあります。
逆に多くの方の場合は、大きなピンチがやって来たあとに成長することが実は多いです。
その一つの例として前回「人間が陥りがちな事態の慢心あるいは惰性」というお話をしました。
平和な状態が続くと、前と違う事をするのが面倒くさいのでどうしても惰性になってしまいます。
これは人間の生物としての本能なので良い悪いではありません。
もう一つは慢心、ちょっと上手くいくと「自分はこれで突破したかな」と思ってしまった時に、実は失敗の種を撒いています。
それほど世の中底が浅くないので、まだまだ知らないことはいっぱいあります。
殆どがそういう状況です。
なので、ちょっと上手くいって周りからチヤホヤされて、一瞬はそれで良いのですが、ずっとそれを引きずって、「俺はある領域に行っちゃったよ」と思ってしまうと、その貯金で食べていこうとするのでそこで変化を嫌いだします。
地道な努力をすることを少しずつ知らないうちに怠ります。
その状態でも当然世の中は変化していますから、ギャップが生じてきてまた上手くいかなくなり、ある時ドンとピンチに落ちます。
「惰性とか慢心に気付かせてくれる」というのが前回のお話でした。
今回はそうなった状態でどうかというお話です。
人間というのは、平和な状態を変えたくないので、私はこれを「日常モード」と言っていますが、「日常モード」は、楽だから今までと同じことをやっていたい。
これはこれで間違っていません。
しかし、一度何かピンチがあると、今までと同じ事をやっていたら身の破滅です。
あるいは、今までと同じ事をやっていたら更に悪い結果を呼び、下手すると身の危険や生活の危険とか危機感を覚えます。
そうなると、同じ状態に行く先というのはある意味滝壺に真っ逆さまみたいなものですからマズイのです。
とすると、「変えなきゃ」というのが原則になります。
今までは「原則現状維持」だったのがピンチになると、「原則変化」なのです。
「変化できなきゃ俺は終わりだ」となります。
「この試合、ゲームは負けだ」となり、「何かを変えなきゃ」と思います。
脳のスイッチがその「原則変化」に切り替わること自体がすごく大事なのです。
基本的に、人は変わろうとすれば色々な自分の知識や経験を使って何かしようとします。
実はその努力が尊いのです。
皆が皆四六時中、一年中これをやっていたら疲れてしまうけれど、やはりたまには上手くいかない時は良いことは良いのです。
易経の世界で言うと、陽と陰で、陰、マイナスを生み出すことによって、それがかえってプラスの原動力になります。
ということで今回は、ピンチに陥った時に「このまま現状維持じゃマズイぞ」という気持ち、変化への渇望が沸き起こるのです。
「原則変化」への発想の転換があなたを成功に導きます。
これは勉強もそうで、ちょっとテストでそこそこ良い点数を取れて、「勉強方法悟ったな」なんて慢心すると抜かれてしまうわけです。
そしてまたテストでガツンとなると「マズイな」と。
「最近ちょっと調子に乗っていたかもしれない」とやり方をもう一回戻せば、あるいは変えれば良い。
「今のやり方だとまだマズイ。もう一回更に工夫しよう」とマイナーチェンジを100回繰り返せばそれは革新になります。
マイナーチェンジは1回2回ではないのだけれど、ちょっとチェンジして上手くいったくらいでやめてしまうので。
マイナーチェンジは100回くらい繰り返すと、Revolution、革新に変わります。
技術革新に関わるかもしれません。
マイナーチェンジの果てに革新があるのです。
ということは、今日も明日も明後日も、やはり地道にコツコツ変化する必要があります。
「原則変化モード」に変わってからのあなたの行動というのは、まさに成功に向けて方向変換されるのです。
なので、ピンチの二つ目の効用というのは、「原則現状維持」から変化モードに変わる。
私はこれを「緊急事態モード」と言っています。
「緊急事態モード」に変わると人間は変化しようとします。
変化しようとすると形振り構っていられません。
そうなると、あなたにとって今までとまた違った人生の展開がやって来ます。
従ってチャンスが増えます。
チャンスというのは動く人間に与えられるのです。
動く人間、move、変化、changeです。
そして、チャンスをつかむ確率が高まる。
なので、ピンチというのは時にはウェルカムなのです。
あなたを「現状維持モード」から、原則変化という「緊急事態モード」に変える。
これがピンチをチャンスに変える二つ目の理由です。
ぜひご参考になさって下さい。
私はいつもあなたの成功を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。