今日は第64回の簿財本試験です!~潜竜の志でGo!~【かんばろう!税理士簿記財表003】

頑張ろう税理士簿記論・財表です。
今日は2014年8月5日、第64回の税理士試験の本試験の日です。

この動画を収録しているのは8時過ぎになってしまいました。
簿記論は9時から試験開始なので、簿記論を受験される方は多分ご覧になっていないと思いますが、もしご覧になっていたら頑張ってください。

財務諸表論は12時半から14時半までです。
多くの方は明日以降はこの動画を見ている可能性も高いので、今まで頑張ってきたことは必ず何らかの形で役に立つので、あなたの努力は無駄ではないと思って頑張ってください。

税理士簿記論と財表は資格が取れたら履歴書に書けますし、非常にインパクトが強い資格です。
日商簿記検定1級とほぼ同じレベルの輝きを持っています。

簿記論と財務諸表が受かれば、その後に税法科目を取ることによって税理士の資格が取れる可能性もあります。
やりがいのある資格なので、頑張っていただきたいと思います。

上級レベルの資格というのは簿記1級がベースとしてあって、そこから先に税理士や会計士の資格があります。

この3つの資格はそれなりに大変なので、非常に努力の段階があって、これを易経の五段階でお話してみます。

「潜龍」というのはまだ潜んでいる段階で、会社でいうと新人に相当します。
志を大きくして、これから色んな努力をするときに、いざというときに上手くいかないときにでも、このような大きな志を持って頑張ってほしいと思います。

「初心忘るべからず」で、ここは志です。
「税理士になって何をするぞ」「会計士になって何をするぞ」「簿記1級を取ってどういうことをしたい」という、大きな志を持ってやれば、その先の段階での修行が多少つらくても頑張れるのです。

だから初心者の段階で大きな目標を持ってください。
「見龍」というのは基礎が不十分なので、お手本を見て真似します。
マシンのように練習します。

この段階と次の「乾惕」の段階の方からは質問を受けることが非常に多いのです。
見龍は基礎力が不十分なので、柴山式ならば例題レベルを徹底的にやりこんでください。
何も疑問を持たずにやってください。

ここでは疑問を持つ資格すらないのです。
教材がどうこうと言う前に、まずはやってください。
この段階で色々考えたらいけないのです。

ここはマシンに徹してください。
「見龍=マシン」ですので、とにかく問題を解いてください。
「意味が分からなくても解け」というところをできない人が失敗するのです。

乾惕というのは、ある程度基礎力がついてきて、応用問題が解けないことで悩むのですが、ここはここで大事なのです。

基礎力はついているけど応用力がないので、基礎は6割か8割できるようになっています。
ある程度できた気になってしまいますが、まだまだ足りないです。

「乾惕」の「乾(けん)」というのは、「健」と同じ音ですが、昼間は頑張りなさいということです。

「乾」というのは努力することです。
「惕」というのは「恐れる」ということで、夕方になったら今日1日にミスがなかったか謙虚に反省するということです。

「乾」というのは、見龍の続きで一生懸命実務をこなします。
迷わない、妬まない、そういうマイナスの気持ちを持たずに、一生懸命、昼間は「乾」、夜は「惕」です。

30分でいいので恐れおののいてください。
今日1日、自分がやったことでミスは必ずあります。
私もあります。

ミスは必ずあるのです。
どんなミスがあったのかというのをきちんと謙虚に考えて、「私が悪かった」と考えてください。

誰かのせいにしてはいけません。
見龍と乾惕の段階で他人のせいにする人がすごく多いですが、この段階で人のせいにすると絶対に受かりません。

ほぼ自分が悪いのです。
間違えたらまず自分が悪いと思ってください。
今、この段階の教育が足りないのです。

何かがあるとすぐに学校のせいにしたりしますが、それはお門違いです。
ほぼ間違いなく自分が悪いので、見龍・乾惕の段階は与えられた教材をしっかりやることです。

自分で選択した環境に対して他人のせいにしてはいけません。
「わかりづらい」など文句を言わずにやるということです。
とにかく徹底的に例題をやってください。

6割か8割ぐらいやると出来た気になりますが、そこでもまだまだ甘いです。
見龍、乾惕の段階に留まっている人は、簿記3級も簿記2級も簿記1級も税理士簿記論も8割はここです。

だから受からないのです。
乾惕の段階を早く脱しないといけません。

応用力を養うというのは、まず、一生懸命やると思いどおりにいきませんが、それでいいのです。
悩んで、悩んでいるときに続けるためのエネルギーが「潜龍の志」なのです。

潜龍の志が弱いと、見龍・乾惕の段階で挫折しそうになったときに止めてしまいます。
ほとんどがそれです。
だから、志が甘いということです。

乾惕を脱すると、今度は合格圏内です。
たとえば、簿記論ならば50点ぐらいで合格圏にいくので、4割前後から5割です。
3割から4割が乾惕です。

4割を超えて5割前後にくると、「躍龍」といって、合格可能性が高まります。
ただし、場合によっては不安定なので、受からないこともあります。

会社でいうと、中堅を超えたリーダーです。
要するに、現場をまとめられる、部長レベルです。
部長レベルで、その事業部を仕切れるようになってくると躍龍です。

ということは、一人で仕事ができて、マネジメントもできます。
乾惕は中堅です。

中堅と新人の間が見龍で、まだまだ2・3年で危なっかしいですが、一応現場の実務はできるというレベルです。

ここのレベルは基礎力が不十分なので、文句を言わずにただやります。
この段階で中途半端に自分の意見を言ってはいけません。
文句を言わずに問題を解いてください。

この段階で文句を言う人が最近すごく多いです。
これは子ども時代の教育の問題かもしれません。
これが最近気になります。

口を動かさずに手を動かせということです。
見龍を超えていない人が多いですので、頑張ってください。
躍龍は合格するときもありますが、不安定です。

それを、さらに研鑽を積んで、時を経たら「飛龍」で、合格圏になります。
今日、試験を受けた方は、どの段階で受けていますか?

多くの方は「乾惕」だと思います。
躍龍にすらいっていません。
だから受からないのです。

見龍や乾惕は批判してはいけません。
自分の中に問題があるからです。
これをしっかりと意識して、早く躍龍になりましょう。

しかし、まだまだ精進はしてください。
飛龍になって、自分が税理士として人様にサービスを提供できるのは飛龍の段階です。

「潜龍」「見龍」「乾惕」「躍龍」「飛龍」の五段階を意識して、今後は勉強してください。
多くの方は「見龍」「乾惕」の間でウロウロしています。

そこでは人のせいにしないでください。
自分の努力が足りないだけです。

ザッツオールです。
頑張ってください。

私はいつもあなたの税理士簿記論・財表の合格を心から応援しています。
今日受験された方はお疲れさまでした。

また次に向かって頑張りましょう。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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