期末商品の評価をボックスでマスターしよう【がんばろう独学簿記2級015】

がんばろう日商簿記2級合格、今回は「期末商品の評価はボックスでマスターしよう」というテーマでお話をします。

期末商品の評価は第三問で必ずと言っていいほど出題される、頻出論点です。
出たら必ず得点してほしい部分です。

ここは、1つのボックスをしっかりマスターすることで、ある程度簡単に身に付いてしまいますので、この機会にマスターしておきましょう。

意外とイージーミスで失点する方が多いので、こういう部分をしっかりと得点することが合格に繋がります。

もちろん、いろんな専門学校や市販のテキストにも書いてありますが、ここは特に意識してください。

今回は柴山式総勘定元帳を使いながら説明をしましょう。
左上が資産のエリア、右上が負債のエリア、右真ん中が純資産のエリア、右下が収益、左下が費用です。

今回は資産と費用の勘定科目の受渡です。
決算整理前T/B(残高試算表)では、繰越商品が100,000あって仕入が1,200,000あるので、当期仕入高は1,200,000、期首の繰越商品が100,000あると思ってください。

今回ご紹介するボックスは最も重要なものなので、覚えてしまいましょう。
縦軸が単価で横軸が数量ですが、原価は1個あたり200円で、期末の正味売却価額(時価)は190円ですが、これによって商品評価損を計上します。

そして、商品有高帳での帳簿棚卸高が450個で、期末の実地棚卸による数量が440個でした。
10個減耗していますので、10個×原価200円=2,000が棚卸減耗損になります。

そして、残りの440個については、時価が190円に下がっていますので、10円×440個=4,400円が評価損になります。
この結果、期末の棚卸高は190円×440個=83,600になります。

これらを仕訳します。
帳簿価額は、原価200円×450個=90,000円です。
この仕訳は4分でできるようになりましょう。

2分でボックスを書いて、2分で仕訳を行います。
期首の棚卸高の仕訳は簡単で「借方 仕入100,000」「貸方 繰越商品100,000」です。
これは日商簿記検定3級のレベルです。

次に、原価200円と450個の帳簿数量なので、200×450で90,000になります。
仕訳は「借方 繰越商品90,000」「貸方 仕入90,000」です。

この状態を柴山式総勘定元帳で表すと、負債エリアにある仕入勘定から資産エリアにある繰越商品勘定へ数字が受け渡されているのがわかります。

いったん繰越商品の90,000は出ましたが、ここからどんどん減らしていきます。
まずは2,000円の棚卸減耗損です。

仕訳は「借方 棚卸減耗損2,000」「貸方 繰越商品2,000」です。
資産が減って費用が発生します。

ボックス図でいくと、450個と440個の差10個×原価200円=2,000になります。
そして、商品評価損ですが、残り440個について、原価200円から時価190円に下がったので、商品評価損は原価と時価の差額10円×440個=4,400になります。

仕訳は「借方 商品評価損4,400」「貸方 繰越商品4,400」となります。
この仕訳を柴山式総勘定元帳で表すと、資産エリアにある繰越商品勘定の貸方から費用エリアにある商品評価損の借方に4,400が移動しました。

電卓をお持ちの方は計算してほしいのですが、繰越商品勘定の借方と貸方はそれぞれ100,000です。

いったん90,000の帳簿価額を計上して、90,000-2,000=88,000になります。
さらに88,000-4,400=83,600というように、繰越商品勘定のなかで残高が出ます。
これがボックスでいうところのB/S残高です。

この関係をスムーズにできるようになってほしいです。
この勘定連絡のイメージを、視覚情報としてパッと見てわかるようになっていただくのが柴山式総勘定元帳です。

繰越商品の90,000は、仕入勘定から減らして持ってきます。
90,000をいったん計上したら、こんどは棚卸減耗損の2,000と商品評価損の4,400を2段階で減らしていきます。

繰越商品勘定から棚卸減耗損と商品評価損それぞれの勘定へ受渡がされているのがわかります。

このイメージを柴山式総勘定元帳を使って視覚的に理解しながら、仕訳も覚えてしまいます。

期末商品の評価はほぼ100パーセント出題されます。
日商簿記検定1級でもこれがスムーズにできるかどうかが問われます。

簿記2級の基本的なボックスや仕訳をしっかりとマスターして簿記1級に進むと、簿記1級の勉強が楽になります。

期末商品の評価は簿記2級も簿記1級も最重要論点の1つですので、この機会にしっかりとマスターしてください。

あなたの簿記2級・簿記1級学習のお役に立つことができれば幸いです。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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