損失処理(補填)・未処理損失・繰越損失
損失が生じた場合も、利益処分と同様に株主総会で処理方法決定
します。
処理方法としては、任意積立金などの資本を取り崩して損失の穴埋
めをします。この穴埋めのことを「補填」といいます。
損失が来期へ繰越される場合には、2つの処理方法があります。
① 未処理損失勘定だけで処理する方法
例)未処理損失が200,000円に対し、株主総会で別途積立金
150,000円を取り崩して損失の補填を行なうことに決定した。
残りの50,000円は次期へ繰越すこととなった。
別途積立金 150,000 未処理損失 150,000
② 未処理損失勘定と「繰越損失」という資本の勘定項目を用いて処理
する方法
例)未処理損失が200,000円に対し、株主総会で別途積立金
150,000円を取り崩して損失の補填を行なうことに決定した。
残りの50,000円は次期へ繰越すこととなった。
別途積立金 150,000 未処理損失 200,000
繰越損失 50,000