有価証券の売却


有価証券(株式・公社債)を後日売却する時は、売却時の値段
(時価)で、代金を受け取ります。
 原価との差額は、「有価証券売却益」または「有価証券売却損」
という勘定科目を使って仕訳します。
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                              lesson.034
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                      2004.08.09
 関連HP  http://bokikaikei.net/       (月・水・金 午前中) 
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【CONTENTS】
 ○ 有価証券の売却
(※図が見にくい方は、画面の表示を等幅フォントにしてみて下さい!) 
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 ○ 有価証券の売却
 有価証券(株式・公社債)を後日売却する時は、売却時の値段
(時価)で、代金を受け取ります。
 原価との差額は、「有価証券売却益」または「有価証券売却損」
という勘定科目を使って仕訳します。
 得したとき…「有価証券売却益」
 損したとき…「有価証券売却損」
 売却代金は、売買成立と同時にもらえるならば、借方に現金勘定
を記入し、後でもらうならば、現時点では未収入なので、未収金勘
定を記入します。
 商品代金の未回収は「売掛金」勘定、
 商品以外(有価証券や固定資産など)の売却代金の未回収は
 「未収金」勘定です。
(仕訳例)原価よりも低い値段で売却した場合。
 (借)現     金 ××(貸)売買目的有価証券 ××
    有価証券売却損 ××
                  
 ◆ 練習問題
 次の取引を、仕訳・転記しましょう。
(1)手持ちの株式(原価145万円)を、160万円で売却し、代金は
   一週間後とした。
   
【解答用紙】単位:万円
 <仕訳帳>
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(1)(借)            (貸)
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<総勘定元帳の一部>
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 +    未 収 金    -  
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        |            
        | 
 +   売買目的有価証券  -   
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 前提  145|                   
        |               
               
 
                  -   有価証券売却益   +   
                  ―――――――――――――――  
                         |                   
                         |   
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【模範解答】単位:万円
 <仕訳帳>
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(1)(借)未  収  金  160(貸)売買目的有価証券 145
                     有価証券売却益   15
   ――――――――――――――――――――――――――――――
<総勘定元帳の一部>
  ―――――――――――――――――――――――――――――――
 +    未 収 金    -  
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 (1) 160|            
        | 
 +   売買目的有価証券  -   
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 前提  145|(1) 145                   
        |               
               
 
                  -   有価証券売却益   +   
                  ―――――――――――――――  
                  (1)  15|                   
                         |   
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