明日やるべきことを、5分でいいから今日のうちに手がけてみよう!

今回の「前を向いて歩こう」は、時間の管理術の1つです。
やるべきことをなかなか手掛けられずにダラダラと先延ばしして、期限が間近になって慌ててやるということを繰り返してしまいがちです。

なかなか物事に着手できない、特に大事なことなのに後回しになってしまうという習慣があってお悩みの方に向けて、ちょっとしたコツをお話します。
 
例えば明日やるべきことがあるのに、なかなかそれができずに上司への報告が遅れたり、先生に対して提出できないといったことがあります。
 
あるいはやりたいことができなくてイライラすることもあるかもしれません。
そういった場合には、可能ならば明日やるべきことを今日のうちに5分でいいからやってみることです。
 
準備でも構いません。
例えば道具を整えることでも明日のことを計画することでもいいのですが、やってみることをお勧めします。
 
なぜかというと、人間というのは日付が切り替わって朝になって何かを始める時には「さあ、始めるぞ」というプロセスがあるのです。
 
「始めるぞ」と思ってから初めて自分の気持ちをその物事に持っていきます。
この「持ってくる」というのが面倒なのです。
 
脳の段取り時間というのがあって、脳味噌の段取りというのはとても面倒なのです。
例えば朝ご飯を食べる前にウォーキングやランニングをしようとすると、なかなかできません。
 
朝にランニングをする場合でも、朝に勉強をする場合でも、何もしていない状態から自分の努力に関することをする場合はスイッチの切り替えが大変でストレスが溜まります。
 
「まずは5分間音楽を聴いてから」「30分ご飯を食べたから」「ボーッとしてから」というふうになってしまって、楽なほうに逃げてしまいます。
 
それはなぜかというと、頭のスイッチが切り替わっていないからです。
ですから、前の日のうちにいったん切り替えて、5分でいいのでその作業に身を置くのです。
 
「たった5分で物事は進まないのではないか」と思うかもしれませんが、大事なのは頭のスイッチを切り替えることです。
初めてのスイッチは錆び付いてしまった感じで、スイッチが入りにくいのです。
 
夏休みの宿題でも何でもいいですが、明日やることを明日やるのではなくて、今日のうちに1回やっておくと「1回やった」という脳のスイッチの切り替えを1回経験しているので、1回切り替えてしまえば次の日の「二段ロケットの二段目」は楽なのです。
 
脳の中に1回その作業をやった実績があるので、その続きをやろうというふうにスムーズに移行できるのです。
 
物事を初めからやるのは大変ですが、続きをやるのは楽なのです。
5分でいいからその作業の世界に気持ちを切り替えてほしいのです。
 
例えば明日60分やるべきことがあったとしたら、そのうちの5分間だけを今日のうちにやってしまうのです。
 
5分やって、残りを55分にして、「ちょっと手掛けた」というふうに弾みをつけて次の日にいくと、1回経験しているので、その状態に戻るだけなのです。
しかし、ゼロからやる場合はそこに行く感覚なので、面倒なのです。
 
どこかに行く場合は「ああ、面倒くさい」と思いますが、1回行ってからもう一度その状態に戻るのは楽なのです。
初めて行くのともう一度その状態に戻るという感覚は全然違います。
 
私の場合、会計上の手続きや資料づくりなどで明日の仕事が面倒だと思う場合は、今日のうちに少しだけやってしまうのです。
 
せめて目次づくりなどの作業をやるのです。
そうすると頭のスイッチが1回切り替わっているので、スイッチがとてもスムーズになります。
 
特に嫌だなと思う仕事は準備だと思って5分だけ小口化して今日のうちにやってしまうのです。
 
大事なのに嫌な仕事がある場合、最初の5分間を今日やってみてください。
頭のスイッチが切り替わります。
 
これもやらなければいけないことをすぐにやる1つの技術です。
参考になさってください。
 
勉強でも、やりたくない問題があったら前の日に5分間だけ簡単に目を通すだけでも違います。
5分間やって弾みをつけて、次の日の仕事や勉強に繋げてください。
 
私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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