目標を設定するときは、具体的な行動と時間配分を意識しよう!

今回の「前を向いて歩こう」は、目標設定に関するちょっとしたコツをお話したいと思います。
 
以前、コーチングに関するテーマで「目標のSMART原則」という5つの要素についてご紹介したことがあります。

おさらいをしますと、SMARTはそれぞれ
S…Specific(具体的であること)
M…Measurable(測定可能であること)
A…Achievable(達成可能であること)
R…Results Best(組織全体の目的に合致していること)
T…Time Oriented(1.時間配分が適切であること 2.期限が決められていること)
という意味です。
 
今回はこのうちの“S”と“T”について注目します。
“T”の中でも、今回は時間配分のほうを強調しておきたいと思います。
 
目標を設定する時にはなんとなく「幸せになる」「売上を増やす」「お客さんの満足度を高める」と言うことがありますが、抽象的で行動にフォーカスしていません。
 
これは勉強でも同じで、例えば「国語の力をアップする」「連結決算についての理解を深める」「工業簿記の勘定連絡について理解を深める」など、抽象的で何をして良いのかが分かりません。
 
「そのために何をするのか」というもう1つの目的が必要になるので、状態の目標ではなくて行動目標を立てます。
 
例えば「第5問から第10問までの6個の問題を解く」というように具体的に目標を立てます。
 
6個の問題を解いたかどうかで測定が可能です。
“Specific”であるということは“Measurable”であることも多いです。
 
数字を伴って具体的な行動について決めれば良いです。
そして、それを決めたら「いつまでにやる」ということを決めます。
 
例えば問題6から問題10までの5つの問題を解く時、1年掛けて解くのであれば目標になりません。
 
そこで「明日の午後7時までに解く」というように、できれば時間まで決めればベストです。
 
時間が決まらなくても日にちだけは決めておきますが、本当はやる時間帯まで決めたいです。
 
「明日の何時から何時までやる」というように時間配分を決めます。
これがスケジューリングというものです。
 
「いつまでに」という期限も大事ですが、「いつやる」ということも大事です。
やる時間をアサインしてしまいます。
 
ですから、「第6問から第10問までを明日の6時から7時の1時間でこなす」というように、時間配分まで決めておくと、それ以外の時間に有効な活動を入れることができます。
時間を見積もるというのは大事なことです。
 
最初はなかなか上手くいかないのですが、徐々に精度が高まってきて、時間の見積りが3か月後や6か月後の先までできるようになるととても楽です。
 
そこまで先ではなくても、せめて1か月後ぐらいまでの時間配分ができると良いです。
仕事の持ち時間というのは、1か月で160時間(1日8時間×20日)です。
 
「160時間のうち、このプロジェクトは15時間、このプロジェクトは8時間」というように、人員配置や時間の見積りができると、あなたの仕事の精度がどんどん上がります。
ぜひ参考になさってください。
 
目標の設定には具体的な行動を挙げることと、時間配分を考えることが大切です。
これによって、あなたの将来の仕事の忙しさがかなり緩和される可能性大です。
 
勉強も効率的になります。
ぜひ試してみてください。
 
私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
商品に関するご質問・ご相談はこちら