株主の立場から見た重要な経営分析指標「自己資本利益率(ROE)」について

重要な経営分析手法としてROE(自己資本利益率)というものがあります。
これは株式投資や財務分析のテキストによく出てくる話ですが、大事な話なので、この機会に基本的な部分をおさらいしてみたいと思います。

皆さんは自分を株主だと思ってください。
皆さんが持っているお金をタンスに眠らせておくともったいないですし、預金しても金利はそれほど高くないので、何かに投資をしようとします。

株式投資や不動産投資などがありますが、例えば株を買ったとします。
その場合、皆さんが株を買ってお金を払い込むということは、貸借対照表では自己資本にあたります。

自己資本が株主から預かったお金です。
株主からすると一種の貯金のようなものですが、株価が下がると元本は保証されません。

元本が保証されない分だけ高いリターンが要求されます。
貸借対照表を見てみると、右側の借入金や株主から預かった自己資本を運用して、資産として在庫を持ったり設備を買ったりして、日々営業活動をしてリターンを得ます。

利益を得るために資産を持ちますが、そのときの調達が自己資本だったり負債だったりします。
自己資本は株主が投資したお金です。

もし会社が清算をした場合は、財産を全て処分して、借金を返して、残った自己資本から株主に残余財産を分配しますので、株主に帰属するお金は自己資本です。

その投資した自己資本を運用して、そこからリターンを生み出します。
リターンとは何かというと、当期純利益です。

株主から預かって事業を回して、1年後には当期純利益が得られました。
ROEはReturn On Equityと言います。

自己資本に対する当期純利益率です。
本当は期首と期末の平均値を使うのですが、今回は分かりやすく期首と期末はたまたま同じ1,000億円だとします。

1,000億円の自己資本に対して15パーセントのリターンで150億円の当期純利益率が得られました。

この150億円は配当の財源として株主に返ってきますので、循環します。
投資額1,000億円と当期純利益率150億円が回り回って配当の財源、あるいは利益がたくさん出ると株価が上がります。

株価が上がれば高い株価で株を売ることができるので、儲かります。
このように、当期純利益と自己資本の比率がROEです。

これが高ければ高いほど株主にとってはありがたいのです。
配当の財源が増えればたくさんリターンが増えるからです。

安定してROEが高い会社は株主から見て魅力があるので、株を欲しがる人が増えて株価が上がりやすいのです。

従って、経営者の中にはROEを経営の目標とする社長さんもいます。
ぜひ参考になさってください。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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