【3級入門】単式簿記と複式簿記のちがいを比較してみよう!

今回の頑張ろう日商簿記3級合格は、入門的な話です。
いまさら聞けないイロハのイということで、これは簿記の初級レベルで数行だけ説明される話ですが、人によっては意外とこの違いをきちんと説明できないかもしれません。

この機会に単式簿記と複式簿記の基礎知識みたいなものを確認していきたいと思います。
なぜ複式簿記が優れているかという点も、この考え方から発展していくとだんだん実感としてわかってくるのかなと思います。

では見ていきましょう。
簡単に言いますと、単式簿記というのは、例えば現金や普通預金や商品など、特定の勘定に焦点を絞って1種類だけ書くのが単式簿記です。

例えば現金出納帳や預金通帳というのは単式簿記の発想です。
1つの取引項目あるいは財産項目に着目して、この動きだけを追いかけていくのが単式簿記の発想です。

T字で表現するならば、現金だけの動きを見ます。
例えば現金の左側をプラスで右側をマイナスとすると、まず①で100万円増えて、次に②で200万増えて、③で30万減って、最後に④で40万増えたとします。

そうすると、結果として左側のプラスが340万で、右側のマイナスが30万だから、左右の差が310です。

ということは、右側の足りない310を足せば左が合計340で右も合計340ということで、左右の合計が一致します。

このバランスをするための穴埋めが残高です。
反対側が残高ということです。

左側のプラスのほうが310多いということです。
ということは、金庫の中を見てみたら、現金が310あるということです。

このように、特定の財産や取引を1つの項目に絞って集計するのが単式簿記と思ってください
これは簡単ですが欠点もあります。

なぜ①100万が増えたのか、なぜ②の200万が増えたのか、あるいはなぜ③の30万減ったのか、④の40万が増えたのか、この原因がわかりません。

増減の説明が不十分であるということが単式簿記の欠点なのです。
1つの財産しかわからないので、会社の中の財産を説明するには不十分です。

もう1つは、これが本当に正しいのかどうかがわからないことです。
例えば②の200万が本当は20かもしれないです。

書き間違えているかもしれないけれど、これ1個しかないので、他の項目と見比べて書き間違いや書き漏れを検証する手段が全くないのです。

ですから、自己検証機能がないという点も挙げられます。
では2つ書いたらどうか?ということで、反対側にあえて書くというルールを作ったのが複式簿記です。

1回の取引につき2つ以上に勘定にまたがって同時に記入します。
複数記入する方式だから複式簿記なのです。

単式簿記は単一のみの勘定に記入する方式です。
複式簿記の場合は2回書きます。

みなさんもインターネットで買い物をするときにメールアドレスを2回書かせることがあります。

2回書くことによって、どちらかが間違えていたら不一致となってもう1回入力させられることがあります。
2回書かせることによって間違いが減ります。

柴山会計でもインターネットで販売をしていますが、メールアドレスは2回記入してもらうようにしています。

1回だけだと間違いの検証ができないので、2回書いてもらっています。
不一致をもって間違っていると想像をさせます。

2回書くということは大事なのです。
これをダブルエントリーと言います。

2回とも間違える確率というのは相当低いので、ミスが減ります。
ということで2回書かせます。

従って、ミスを減らす、あるいはミスの存在を自動的に検証できるということで複式記入はとても大事なのです。

あとは「なぜ現金が増えたのか」ということがわかかりやすいのです。
例えば①の現金100万は元手という形でお金が入った場合、資本金の右側にも100と書きます。

あえて現金と反対側に書くのがポイントです。
現金が増えた場合の相手方は右側はプラスになります。

現金②200万は借入金が増えました。
借入金や資本金や売上といった現金が増えるときの相手は必ず反対側の右側がプラスになります。

現金が減ったときには現金勘定の右側に書きますが、相手方は反対の左側に書きます。
左右のイスだと思ってください。

右側のイスに座ったら相手方は左側のイスに座ります。
そして④の40万は仕入れた商品を40で売って現金が増えたとします。

その相手である売上勘定は右側がプラスになります。
そうすると、面白いことに借入金の200と資本金の100と売上の40を足すと340なって、現金勘定の左側の合計と一致します。

というふうに、ある勘定科目の左と別の勘定科目の右を合計すると左右が一致します。
もしどちらかが間違えていれば数字が不一致となって間違いに気づきます。

左右が一致していることを確認するので正確性が増します。
間違いをゼロにはできませんが、限りなくゼロに近づけるための知恵として複式記入があるわけです。

しかも現金が増減した原因がわかります。
現金310が残っている原因は、借入金が200万あって、資本金が100万あって、売上の40万と仕入の30万は差し引きで10万です。

これらを全部足すと310万です。
現金310万の調達源泉がわかるわけです。

このように色々な解釈ができるので複式記入というのは財務分析にも向いているし、商売の中身を理解するにも非常に役に立ちます。

単式ではわかる情報が少ないのです。
以上が入門の参考ということでご理解ください。

私はいつもあなたの日商簿記検定3級の合格、そして入門の学習を心から応援しております。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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