本試験の時間配分を意識して勉強してみよう!

今回の「頑張ろう日商簿記検定1級合格」は、普段の勉強で本試験の時間配分を意識して勉強してみましょうというお話です。

本番の試験は商業簿記・会計学で90分、工業簿記・原価計算で90分という時間配分になるのかなという気がします。

工業簿記・原価計算はボリュームがだいたい同じなので、45分+45分をベースとして、その時々の問題によって難易度を判断します。

例えば工業簿記のほうが易しいと思ったらそちらを40分にして、原価計算を50分にします。

このように5分~10分程度時間の入れ替えをしてください。
45分をスタートラインとして40分~50分の間で10分程度時間を融通しながら勉強すれば良いと思います。

総合問題を解くときは45分を意識して、その時間内に7割以上取るようにします。
できれば柴山式であれば8割を目標にしたいと思っています。

実際に工業簿記・原価計算のほうが商業簿記・会計学よりも範囲が狭いですしストーリー性があるので、最初の問題が解ければ芋づる式に点数が増えることが多いです。

実際に柴山式の簿記1級学習者の中でも合格された方は工業簿記・原価計算で50点満点中40点程度、つまり8割程度を稼いでトータルで70点以上を達成するケースが多いです。

一方、商業簿記・会計学は細かい論点の知識量が多いので簡単に満点近くを取ることが難しいのですが、25点中18点ぐらいを目標にします。

そうすればどちらかが17点でどちらかが18点だと35点になります。
商業簿記・会計学で35点程度をキープしながら工業簿記・原価計算で40点ぐらいを取るというのが理想です。

あとは各科目10点を下回るとまずいので、最低10点は取ってください。
商業簿記・会計学と工業簿記・原価計算のどちらかは最低30点取ってください。

時間配分については、商業簿記はボリュームが多いので60分ぐらいで会計学は30分です。
やり方としては先に会計学を30分でやってから商業簿記を60分でやるという方法もあります。

そのときは会計学を30分ぐらいで終わらせるという練習を普段からやっておきます。
30分ぐらいの時間をとって過去問の会計学をやってみます。

このときには完璧にできなくても良いです。
商業簿記は個別の細かい資料が10項目ぐらいありますが、60分のうち10分ぐらいで解答するならば計算をする時間は50分あります。

ということは1個の項目を平均5分で考える必要があります。
ただ、問題文を読む時間を考えたら1個の項目で4分と考えたほうが良いです。

従って40分は解答を考える時間、10分は解答の時間、10分は問題文を読む時間となります。

10個の資料を40分で処理するならば、普段の例題の勉強は4分で解けるように練習してみると良いです。

だいたい例題が商業簿記の1つの資料に相当することが多いです。
実際の本試験問題の個々の資料のボリュームで、だいたい4行~5行ぐらいです。

ということは、5分程度の例題1個が1つの資料だと思えば良いです。
あとは慣れてきたら4分でできるようにやってみると良いです。

1個4~5分のスピードで例題などを解く練習を普段からしてみてください。
本試験の時間配分を意識して勉強してみてください。

普段やっていることが本番で自然と出るものです。
普段やっていないことは本番ではできません。
常に試験会場を意識して緊張感をもって勉強したいですね。

私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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