練習7割、インプット3割を改めて意識してみよう
今はお盆休み中なのでまとまった時間勉強できる方もいらっしゃると思います。
あるいは普段の勉強の中で学習の時間配分について悩んでいる方向けにお話をします。
やっているうちにだんだん忘れてしまうので、そういう方に効果的な勉強時間の配分方法について改めて確認をしてみたいと思います。
やはり本番の練習というのは色々な状況に応じて応用力が試されます。
普段の勉強でやっていないような状況が出てきますので、常に新たな状況に応じて自分の考えを組み合わせて新しい答えを出すという練習をするには、自然と手が動くまで練習をするという時間が必要になります。
柴山式では簿記1級の勉強時間は簿記2級合格後に500時間を推奨しています。
この500時間のうち7割の350時間ぐらいは練習をしたほうが良いのです。
インプットは150~200時間で、アウトプットは最低300~350時間というふうに、練習7割インプット3割という意識をして勉強しておいたほうが良いです。
人によっては考えてしまって、納得しないと先に行けないという方もいらっしゃいます。
これは義務教育時代の勉強方法の流れもあるのですが、どうしても理解してから先に行こうと思ってしまいます。
理解しようと思うとテキストを見て悩んだまま止まってしまうのです。
インプットで悩んでいる時間というのは資格試験においてはあまり生産的ではないので、悩んでいるときはスパッと諦めて先に行ってください。
そしてどんどん練習をして、練習をしながらまずは手が賢くなってから次に頭が賢くなる。
先に手を賢くしましょう。
理解は半分で良いので、どんどん練習をしましょう。
例えば3時間の勉強のうち2時間以上を練習にして、1時間を考える時間にしたほうが良いです。
人によってはこれが逆になってしまうことがありますが、これでは効率が悪く応用力が付かないです。
考えるのはあとで構わないので、特に実務的な勉強や資格試験は練習をどんどんやって、インプットの2倍以上の時間を練習に使ってみてください。
この勉強時間の配分を1日の振り返り、あるいは先週1週間、あるいは1か月、これまでの最近の勉強時間を自分で記録して、練習が7割で考える時間が3割というように時間配分が間違っていないかどうかを常に意識してみてください。
あとで効果が出てきます。
私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。