通勤電車の中で勉強する工夫をしてみよう!

今回の「頑張ろう日商簿記1級合格」は、忙しい現代人の方が通学・通勤電車の中で勉強する工夫の仕方について考えてみたいと思います。

通勤・通学で片道30分以上かかる方と歩いて片道5分ぐらいの方では毎日50分の差がありますが、勉強時間としてこの50分の差は相当大きいです。

簿記1級に合格するために必要な勉強時間を500時間と考えた場合、1日2時間勉強すると250日かかります。

そうすると半年では足りないので1年近くになります。
1日3時間勉強するならば半年ぐらいで合格の可能性が出てきます。

そうすると、どちらにせよ2時間~3時間は勉強することになりますが、この1時間の差は大きいです。

通学・通勤に往復30分以上かかる方は電車の中で勉強することを考えてみてください。
これで勉強時間を30分以上稼げます。

もちろん電車は混雑しているということもあるので、混雑している電車を避ける努力をするか、混雑している中で勉強するか、駅のホームで電車を待っている時に勉強するなど、1分1秒を惜しまないように本当の姿勢を考えます。

できない理由を探したらいくらでもあります。
周りの環境に理由を求めてもしようがないので、自分で何とかするしかありません。

ということで、通勤電車の中で勉強をする工夫についてです。
場合によっては電車に乗る時間を早めて混雑を回避するという方法もやればできます。
できる・できないではなくて、やらなければいけないのです。

「そこまでして受かりたくない」と思っているからやらないわけで、以前にも申し上げた「なぜやるのか?」という簿記1級の勉強をする理由をしっかりと考えて、どうしても受かりたいと思うのならばここまでやりましょう。

今からお話することは私も実際にやっていました。
会計士の受験生の中には、わざわざ空いている時間帯を選んで座って、ボードのようなものを用意して、その上で早朝答練のような問題を1時間か2時間程度徹底的に解いて、それで実際に会計士に合格した人がいます。

その人は千葉県の木更津の先から東京まで片道1時間半ぐらいかけて通っていましたが、その勉強法で会計士に合格しました。
通勤電車の中で勉強する工夫として、代表例を挙げてみます。

1.本を読む
2.単語カードを見る or A4(B5)単語メモ(50~100)を見る
3.A4(B5)1枚ノートを見る

4.重要ポイントを音声録音して聴く
5.イヤホンで講義を視聴する
以上です。

5に関してはスマートフォンで講義を視聴する方法もあります。
ただ、オンラインの場合は通信環境によっては接続できない場合もあるので、ケースバイケースです。

あるいは音声だけを聴く方法もあります。
2番に関しては、単語カードを見るというのはよくあるパターンですが、単語カードは情報量が少ないのであまりおすすめしていません。

それよりは、A4かB5サイズの単語集を作ることをおすすめしています。
1枚の紙に8行×6列=48個のキーワードを書き込むことができます。

できれば50~100ぐらいの単語を書いて、これを全て見ます。
これだけで勉強になるので、試しにやってみてください。

これならばポケットに入れてサッと取り出すことができます。
作業が少ない勉強をしてほしいので、1枚が良いです。

単語カードは小さくて持ち運びには適していますが、デメリットとして「めくる」という作業が発生します。

混雑している電車の中でめくるのは大変ですが、1枚ならばめくらなくても見ることができますので、1枚にまとめるのをおすすめします。

実はこの勉強法が効果的で、1枚の紙に書いて、それを見てほしいのです。
30分じっと見ると理論も強くなりますし、問題文を読むだけでも勉強になります。

あるいは3番目のようにA4またはB5の1枚ノートを見るという方法もあります。
期末商品のボックス図や仕訳や減損の処理などを1枚の紙に書きます。

混雑した電車の中で本を読むのは紙をめくる動作が大変なので、1枚の紙を見るだけのものを作ります。

もう1つは、重要ポイントを自分で録音して、それを聴くという方法です。
自分で読み上げた声をスマートフォンで録音をして、それを移動中に聴くという「耳から学習」は最もおすすめする勉強法です。

自分で読んで、さらにその音声を聴くということで2回勉強できます。
事前に準備さえすればいいですし、音声を聴くだけならばどこでも勉強できますので、誰でも必ずできます。

柴山式行動原則15カ条のように、自立してください。
周りの環境に左右されずに、自分で勉強法を考えてください。

私のおすすめは1枚にキーワードをまとめて見る勉強法か、音声で聴く勉強法です。
音声を聴く場合は10回聴いてください。

そして大事なポイントを絞る練習にもなるので、「一石三鳥」と言えるぐらいに得るものがあります。

「この問題文に注意」とか「この例題はこういう処理をして…」というようにつぶやいて、頭の中でシミュレーションをやると、本番でかなり役立ちます。
自分の声を聴いて学習するという方法はかなり使えますので、やってみてください。

私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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