Plan-Do-See(またはPDCA)における「点検」のコツ

今回の「前を向いて歩こう」は、Plan Do Check and Action、PDCAという言い方をしますが、私は個人的にPlan Do Seeのほうが好きなのでこの言い方をします。

SeeというのはCheck and Actionのことです。
昔はPlan-Do-Seeと言っていましたが、私はこの3つのリズムで十分だと思っています。

語呂というのは大した問題ではなくて、それを実際にどのように実務に応用するかということが大事です。

これは仕事と勉強のどちらにも使えるコンセプトですが、今回はシンプルにPlan-Do-Seeと言っておきます。

今はPDCAと言っていますが、私からするとPDSなのです。
私が経営学を20年以上前に勉強したときにはPlan-Do-Seeという言い方で覚えたのでそういうふうに言っていますが、Plan-Do-Check-Actionでも問題ないです。

ここで私が申し上げたいことは“See”つまり点検です。
これには2つあります。

1つは振り返ってできなかったことを改善する、つまりマイナスを減らす方向ですが、これはもちろんありです。

基本はマイナスを減らす方向でいくのが点検のイメージに近いと思いますが、入門の段階で欠点ばかり見てしまうと、欠点のほうが多いので実は物事を始めたばかりで習熟度が高くない状態、特に新入社員の状態や勉強を始めた頃はできないことが多いです。

そうすると、マイナスばかり目についてしまうので、これはケースバイケースですが、入門の頃や始めたばかりで上手くいかないときは、マイナスばかり目に入ってしまうとなかなかやる気が起きないので、そういうときにはプラスも意識します。

プラスを伸ばすという意識を少し多めに持って、その中でできない所をある程度目をつぶりながらも徐々にできない所を後から減らします。

まずはできる所を意識してモチベーションを高めるという意味ではプラスを伸ばすという意識も強く持ってやっていくと初期の段階は良いと思います。
そして、だんだんできるようになってくると習慣化されます。

仕事でも勉強でも習慣化されてくると、今度はマイナスを少しずつ減らしていくというやり方もありなので、これはケースバイケースですが、ある程度は修正をするという意味ではマイナスを減らすという意識を持ちながら、バランスを取りましょう。

ただ、仕事や勉強を始めた頃はまだまだ技術的にもおぼつかないですし、まだまだ習慣化されていませんから、モチベーションを上げるという意味でも長所を伸ばして上手くバランスを取りましょう。

今回は点検の中でプラスを伸ばしてモチベーションを上げます。
あるいは、例えば30分の振り返りのうち20分はプラスを伸ばしてモチベーションを上げて、最後の10分ぐらいで勢いが出たところでマイナスを一部減らすというように上手くバランスを取ってください。

このような感じでPlan-Do-Seeをみていただくと良いです。
これが点検のポイントです。

プラスを伸ばすというタイプの点検と、マイナスを減らすというタイプの点検を見極めて上手に使い分けてください。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
商品に関するご質問・ご相談はこちら