時には、無理にプラス思考にならなくてもいい!

今回の「前を向いて歩こう」ですが、気分が優れないときというのがあります。
何事も思いどおりにいかないとき、あるいは悪いことが続けて起きると「自分は今だめなのかな」「やっぱり向いていないのかな」というようにマイナス思考になってしまうこともあります。


これはもちろん私もあるわけで、人間良いことばかりではありません。
世の中の一般的な論調では「プラス思考が大事」と言っていますし、私も折に触れてプラス思考の重要性はお話させていただいたり、時には強調することもあります。

しかし、世の中そんなに単純ではありません。
時にはプラス思考がかえって自分を苦しめることもあります。

これはケースバイケースで、例えば何か問題に直面したときに、多くの場合は前向きに捉えようとします。

しかし、無理に前向きに捉えようと思っても体の状態や心の状態がストレスが多すぎて、一定レベル以上のストレスに晒されると相当気分というのは落ち込んで、逆にモチベーションのエネルギーが空っぽとなっていることがあります。

アクセルをふかすことがプラス思考と考えるならば、ガソリンがゼロの状態でアクセルをふかすとかえってエンジンが焼き付くかもしれません。

かえって自動車の本体に良くない影響があります。
これと同じことが人間にもあります。

根本的な心のエネルギーがゼロの状態、本当に落ち込んでいるときにプラス思考というのはかえってつらいです。

何でもかんでもプラス思考というわけではなくて、時にはマイナス思考もOKなのです。
そういうときは悪く考えるのではなくて、問題と向き合うのを1回やめるというのもありです。

これは「問題と向き合うな」というわけではなくて、「今はいったん休みましょう」という意味で、いったん問題とは違う所に自分の心を置きます。

つまり、問題と直面はしても、まともに問題を冷静に判断できないという心の状態のときに向き合うと間違った判断をしてしまいます。

色眼鏡で見ています。
色眼鏡を外せないときは、色眼鏡を持っていてもしようがないです。

その問題を見なければいいのであって、違うことをしましょう。
これがいわゆる「気分転換」です。

心のエネルギーがゼロで元気が出ないときにプラス思考はかえって逆効果ですから、問題に直面した、解決しなければならない、嫌なことがあった、何とかしなければいけない、でも今はその気になれないときは無理にプラス思考になることはありません。

今はあなたの心のエネルギーがゼロなのです。
モチベーションゼロのときにプラス思考はかえってつらいので、そういうときはプラス思考をいったん横に置いて気分転換しましょう。

気分転換をするときだと思ったらプラス思考は要りませんし、マイナス思考も要りません。
要するに「どうでもいいや思考」です。
大らかに曖昧にいきましょう。

今その問題に向き合ってもどっちみちまともな判断はできないので、気分転換をして少し離れます。

やらないということも1つのメンタルのコントロール法です。
ぜひ参考になさってください。

いつもプラス思考でいる必要はないのです。
心のエネルギーがないときは気にしなくて良いのです。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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