過去問は、問題文をゆっくり読むところから初めて見てもOKです!
過去問に取り掛かっている方もいらっしゃると思います。
6月上旬に行われる本試験まであと2か月弱となりました。
いよいよ過去問の練習などを本格的に始めていると思います。
11月の検定を目指している方の中でも早い方は過去問を解き始めていると思います。
テキストの授業を受けて、それを復習して、そのあとにテキストの基本的な例題を完璧にできるようになるまで、柴山式の場合は繰り返し練習をして頂きます。
商業簿記と会計学の例題や計算例などは全部で160ぐらいあります。
工業簿記や原価計算は例題が70強あります。
これらの例題や計算例などを可能な限り9割以上スムーズに解けるようにマスターしてください。
これと並行しながら、例題などを2・3回転して、ある程度全体像が掴めたら、解ける問題が半分ぐらいでも過去問を解き始めるという方もいらっしゃると思います。
これはケースバイケースで、例題が完璧に解けるようになってから過去問を解く方もいらっしゃるかもしれませんが、時間が無くなってしまうとまずいです。
例題をある程度回して、半分ぐらいはまだスムーズにできない状態でも過去問に取り掛かっても良いと思います。
もちろん、その場合例題の知識はまだ完全に定着しているわけではないので、過去問を解いてみると全く歯が立たないという方もいらっしゃいます。
そういった場合は、最初から解こうとしなくてもいいです。
その場合どうすればいいかというと、まずは問題文を読んで、問題文を学んでください。
解くのではなくて、問題文からインプットをしてください。
過去問の問題文でインプットをする感覚で、テキストを横に起きながら問題文を1個1個読んでみる方法もあります。
ゆっくり読んでみて、分かる範囲でザッと読んでみます。
分からない部分は無理せずに、あまり悩まずに、まずは1回読んでみてください。
問題文とテキストを照らし合わせて、「テキストのこのあたりがよく本試験の過去問で問われているのだな」ということが分かるだけでOKです。
最初から解こうとしなくてもいいです。
最初は解けなくても気にしないでください。
過去に柴山式の簿記講座で1級の合格された方でも、最初は過去問は全く歯が立たなくて「こんな調子で受かるのかな」と思っている方もいらっしゃいました。
しかし、コツコツ勉強をして、過去10回分以上の過去問を制限時間内に9割~10割できるようにマスターした上で本試験に臨んで合格された方も多々いらっしゃいますので、慌てないでください。
最初に過去問ができなくても気にしないでください。
特に例題がまだ完璧ではないという状態で過去問を解き始める方もいらっしゃいますが、その場合は問題文を学ぶつもりで、インプットのつもりで過去問の問題文を見てください。
これも非常に良い勉強の仕方です。
簿記3級でも簿記2級でもそのようにやっても良いです。
最初に過去問を見るときには出題形式がテキストの例題とは違うので、最初は戸惑います。
人によっては「全くできない」と思うかもしれませんが、大丈夫です。
テキストの知識の範囲から少し応用しているだけなので、テキストをしっかりと勉強していればできる日が来ます。
ですから、自信を持って取り組んでください。
最初は点数が取れなくても気にしないでください。
はじめての過去問は、過去問から学んでください。
インプットのつもりでゆっくり問題分を見てください。
という形で、マイペースで勉強をしてください。
私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。