個別問題の練習は、マイルールを作って取り組んでみよう!
総合問題を解くときのパーツとなる1つ1つの個別問題を練習するときに、点検のマイルールを持っておくと非常に勉強が効率的になります。
また、得意・不得意の区分けができるようになります。
そして、この考え方は普段の仕事や経営にも使えますのでぜひ参考になさってください。
では見ていきましょう。
問題練習のマイルール、特に個別問題について意識してほしいことがあります。
これは1つの例であって絶対こうしろとは言いませんが、経営コンサルティングを含めた私のこれまで30年近くの指導経験から、ぜひ知っておいていただきたいチェックポイントです。
まずマイルールの1つ目は、制限時間以内に解けたかということです。
仕事ならば見込み時間以内にできたかどうかです。
経営ならば決められた時間以内に判断ができたかどうか、要するにスピードです。
時間を守りましょう。
2つ目は、すべて正解したかです。
求められた答えがすべてできたかどうかです。
できなかったらできなかった部分を確認します。
全部できたか一部でも間違えたかというふうに考えます。
「全部できない」も「一部できない」も基本的にはできなかったと考えてください。
個別パーツは完璧にこなす必要があります。
パーツは完璧にするということがポイントですから、すべて正解した以外は「できない」と考えてください。
9割9分できたとしても、1個でも間違えたらすべて不正解となります。
個別の練習というのはそれぐらい厳しいのです。
次に3番目ですが、解答の手順は解説やマニュアルや先生が教えてくれた板書の通りにできたかどうかです。
手順を自己流でやってはいけません。
基本的な技術は手順通りにやってください。
この段階で自己流を入れるのはまだまだ早いです。
基本ができていない状態で自分の判断を入れてはいけません。
これが基本スキルの習得です。
あくまで基本スキルであって、色々な場面で臨機応変に対応するときは別ですが、まず基本スキルを身に付けるときには手順に拘ってください。
4番目は、間違えたときの点検は正しくできたかということです。
軽症のパターンから4つの例を挙げます。
最も症状が軽い場合は、単純に問題文をきちんと読まなかった場合です。
ある意味ではこれが癖だと重症なのですが、論点の理解度という意味では症状が最も軽いです。
問題文の読み違いというのは国語力の問題なので、それはまた別の観点ですので、知識という意味では大丈夫です。
2番目は、問題文はきちんと読んだけれども、解答の手順で数字の写し間違いや電卓の入れ間違いや足し算引き算など暗算の間違いなどのうっかりミスです。
ここまでは症状は軽いのですが、3つ目からは症状が重くなります。
3つ目は解答手順を正しく思い出せないということですが、ここからはきちんとした復習が必要になります。
4番目は、必要な知識が不十分だった。
では、どの部分が不十分だったのかをチェックしてください。
これらの症状に合わせて解決してください。
柴山式では1個1個の例題や基本問題を作っています。
すべての問題が100パーセントできるようになってもらうように作っています。
あれができるようになって過去問に取り組むと合格しやすいです。
このように、1個1個の問題練習や個々のスキルをマスターするときには今のようなチェックポイントをしっかり持って、マイルールで勉強してみてください。
必ずあなたの技術は上がりますし、合格が近づきます。
頑張ってください。
私はいつもあなたの成功・スキルアップ、そして日商簿記検定1級を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。