目標（第146回簿記検定）までの時間数を見積もってみよう！

今回は6月11日に行われる第146回簿記検定を1つの事例として、時間数の見積をやってみます。
 
これは簿記検定だけではなくて、あなたの自身が目標としている資格試験や勉強でも何でも良いです。

何かゴールを決めたら、期限までに時間数を見積もるということを一緒に考えてみたいと思います。
 
私は簿記の指導も会社でやっていますので、例えば146回の日商簿記検定というのが6月11日にあります。
 
これは簿記3級・2級・1級いずれもありますが、今日が3月4日なので、3月5日以降の残り14週間の時間をみてみます。
 
計算すると、3月5日からスタートして6月10日対策が終わるとするならば、98日あります。
 
まずは目標を決めたら、目標までの日数（何週間あるか）を決めます。
私は1週間単位で時間計画を立てるのが好きなので、実は週単位の計画も想定して「何日の何週間」というふうにメモをしておきます。
 
98日を7日で割ると14週あります。
1日1時間何かに費やす、2時間費やす、3時間費やすというケースによって時間数を見積もります。
 
これでできることが決まってきます。
このように、自分たちに与えられた持ち時間をまずは想定して対策を練ります。
 
とすると、1時間で98日なので、98時間あります。
2時間勉強すれば196時間も勉強できます。
 
日常生活との兼ね合いで、1日2時間ぐらいまでならば無理なく勉強時間が取れると思いますが、頑張れば3時間できる方もいらっしゃいます。
 
日商簿記検定1級に受かる方というのは、2・3か月という短期間であれば3時間勉強できるという方もいらっしゃいますので、日常生活の中で最大3時間は勉強できます。
 
1年2年と長い期間を毎日3時間やるわけではないので、できると思います。
3時間勉強するとかなりのことができます。
 
3時間×98＝294時間も勉強できると、今度は簿記1級が見えてきます。
このように、それぞれの持ち時間に応じて目標とすべきものが見えてきます。
 
1日1時間の勉強（98時間）ならば簿記3級合格レベルから簿記2級合格レベルまでいけます。
 
柴山式であればだいたい100時間ぐらいから合格レベルに到達する方が出てきます。
1日2時間勉強できればさらに可能性が広がってきて、全くの初心者が今から勉強を始めても、196時間あれば簿記3級・2級の一発同時合格が目指せます。
 
柴山式の場合は簿記3級の合格が50時間で、簿記2級が100時間なので、150時間で簿記3級・2級の同時合格が期待できます。
 
しかも、196時間あるからもう少し対策をしっかり練れますので、1日2時間あれば十分簿記3級・2級同時合格を今からでも目指せます。
初心者の方はチャンスです。
 
それから、簿記1級の受験経験がある方は、通常は簿記1級の合格には500時間以上掛かると私は言っていますが、既に2・300時間は勉強している方が多いです。
 
前回の結果が30点や40点でも構わないので、一通り勉強して不合格になった方は、これから300時間の積み上げで合格する可能性が十分あります。
 
前回の試験が60点前後だった方は200時間の勉強で合格できるかもしれませんので、その場合は1日2時間の勉強で良いわけです。
 
このように、あなたの前回の簿記1級の受験の状況や勉強の状況に応じて時間を追加すれば受かる可能性が十分ありますので、1日2時間～3時間勉強をしっかりして、受験経験のある方は146回を目指してください。
 
あるいは、簿記2級に受かったばかりでまだ簿記1級の受験経験のない方は、1日4時間半か5時間勉強できれば146回に間に合うかもしれませんが、11月の試験を目指して、じっくり、まずは1日1時間～2時間の勉強をしっかりやってください。
 
まずは200時間ぐらいを確実にやって、インプットを終わらせてください。
146回の試験を受ける場合は、試験慣れという形で受けてみても構いません。
 
146回の簿記1級に合格を目指そうという方は、既に受験経験のある方は1日3時間ぐらいできれば過去問や柴山式の例題の弱点を潰せますので、かなり有望です。
 
そして簿記2級・3級同時合格は1日2時間です。
簿記2級合格だけを目指すならば1日1時間です。
簿記3級合格だけを目指すならば1日30分でも大丈夫です。
 
このように、持ち時間から逆算して、あなたの目標に応じた行動計画を立てるという習慣をつけて頂くと、あなたのパフォーマンスや行動の効率性が上がります。
ぜひ参考になさってください。
 
私はいつもあなたの成功、そして簿記検定の合格、簿記学習のスキルアップを心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。