【144回対策】時間配分を5回以上練習しよう!(簿記2級)
11月20日に第144回の日商簿記検定が行われます。
直前期ですので、総合問題など本試験形式の練習をされていると思いますが、そのときに1つ気をつけていただきたいことがあります。
それは、本番までに5回ぐらいは時間配分を意識した総合問題の解き方練習をしてほしいということです。
たとえば日商簿記検定1級であれば、商業簿記・会計学で1.5時間、工業簿記・原価計算で1.5時間、合計3時間で時間配分をする練習をしていただきたいです。
簿記3級ならば2時間という時間のなかで、第一問から第五問まで5つの問題がありますが、第一問が10分程度、第二問が10分程度、第三問が40分、第四問が10分、第五問が30分(残り10分は見直しの時間)という形で、時間配分の練習をしていただきたいです。
簿記2級については、第一問の仕訳が15分、第二問が20分程度、第三問が45分、第四問と第五問の工業簿記は2つ合わせて30分です。
平均的には第四問と第五問をそれぞれ15分で解きます。
このようにして9割から満点近くを狙います。
商業簿記に関しては、私が教室で講義をやっていた頃に聞いた声としては、第三問を最後にやるケースが結構多いです。
第二問の出題形式が最近予想しづらいので、私のイメージでは最初に第一問をやって、次に第四問と第五問をやる方が多いです。
柴山式の場合は工業簿記を得意にされている方が多いので、第一問の次に第四問と第五問を片付けてしまう方が多いです。
まずは第一問の仕訳(15分)、第四問と第五問(2つあわせて30分)を45分で終わらせます。
そして第二問(20分程度)をやります。
ここまでで1時間5分です。
そして最後に第三問(45分)を解くと、1時間50分になります。
残りの10分を見直しの時間に充てたり、あなたなりに考えて使ってください。
大事なことは、最初の第一問・第四問・第五問で45分、そして第二問で20分、合計65分で4つを終わらせます。
そして残りの55分のうち45分で第三問の決算問題を解きます。
これが最も時間配分がしやすいパターンです。
第三問は解くのに一番時間がかかるので、第三問を最初にやってしまうと、これだけで1時間ぐらいかけてしまう場合があります。
そうすると、得点源である第三問や第五問ができなくなって、力が発揮できずに終わってしまうケースがあります。
ですので、柴山式でおすすめしているのは、第一問の仕訳は3問から4問(12点から16点)を目指して、第四問と第五問はできれば40点中35点ぐらいは取りたいので、元気のあるうちに第一問と第四問と第五問を一気に終わらせます。
次に第二問を解きますが、場合によっては第二問を最後にもってきてもいいです。
第一問・第四問・第五問・第三問・第二問の順番で解くやり方でもいいです。
いずれにせよ、第三問は後半に持っていったほうが時間配分が上手くいきやすいです。
第三問は時間切れになることが多いので、他の問題が8割以上取れていれば勝負できます。
総合問題を使って、5回は時間配分の練習をしてみてください。
私はいつもあなたの簿記2級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。