勇気を持ってチャレンジしよう!そして人前では極力泣かない!【前を向いて歩こう539】
前を向いて歩こう、今回は「勇気を持ってチャレンジしよう」というテーマでお話をしたいと思います。
いろいろな分野で、失敗との恐怖に戦っているというのは見ていて感動しますが、チャンスを目の前にしてチャレンジできないというのは、逆にがっかりしてしまいます。
ましてや、できなかったことに対して後になって人前で悔し涙を流すというのはもってのほかです。
泣いてもいいケースもありますが、泣いてはいけないときに泣いてしまうのは私からすると甘えだと思うことがあります。
それが、昨日のサッカーです。
昨日はキリンカップというサッカーの大会があって、日本とボスニア・ヘルツェゴビナの試合がありました。
結果は1対2で日本は負けたのですが、ロスタイムに同点のチャンスがあったのです。
フォワードの選手なのですが、日本の選手はゴール前で打てばいいのにパスしてしまうところがあるのです。
事情はいろいろあるのでしょうが、パスして失敗したときのガッカリ感はとても大きいです。
自分で打って失敗するならばいいですが、一流のストライカーのほぼ100パーセントは自分で打つと思います。
しかし、ゴール前にパスをして、しかも相手ディフェンダーにカットされているのです。
おそらく、そういうプレーは批難されるということがわかっているはずです。
そうすると、その重圧に耐えられずに試合後に泣くのです。
ネットのニュースには「号泣」と書いてありましたが、人前では泣かないでほしいです。
人前では毅然とした態度をとって、人の見えないところで泣くのならばまだいいのですが、人前で号泣してしまったのです。
男だ女だと言うつもりはないですが、ちょっと男らしくないなと思います。
ゴール前でパスをした時点でもまずいのですが、その後に毅然とした態度をとればまだ「次頑張って」とも言えるのですが、泣いてしまうのです。
人前で、しかもテレビの前で、です。
それがもし自分の息子だったら、私は怒ります。
「サッカーで飯を食っているのに、失敗して、しかも理由は自分でわかっていて、みんなをがっかりさせているのに泣いて許してもらおうなんて思うくらいならサッカーは辞めてしまいなさい」と、私が親ならば言います。
要するに、勇気がないのです。
勇気がない人は日本の代表をしてはいけないと思います。
一番大事なのは勇気なのです。
勇気というのは、失敗の恐怖に打ち勝つことでもあります。
たとえば、重い病気になった人は病気に打ち勝つために手術をするとか、そういうことは子どもだってやっているのです。
職業としてやるということは、当然お金もらっているのだから、勇気を持って挑まなければいけません。
そして挑んだ後の責任をとればいいのです。
失敗するのを恐れるというのは教育のせいなのかなと思っています。
失敗しないようにしている教育の賜物が「ゴール前のパス」なのかなと思います。
「そこまで言うか」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そこまで言います。
本当に日本のフォワードってゴール前でパスをする人が多いです。
ヨーロッパのサッカーではあり得ないようなパスをしています。
たまには直接打つのかもしれませんが、なぜか日本代表の試合を見ていると目立つのです。
打って失敗するならばしようがない、技術が足りないと思うけれど、ゴール前のパスは本当に嫌いで、自分で打ってほしいと思います。
そのフォワードはもう21歳の大人です。
若いとはいえ、もう大人ですし、「これからだ」などと言っていられません。
世界では18・19で代表を背負っている人もいるのだから、若いなんて言ってはいけないと思います。
あれが私の息子だったとしたら、ゴール前のパスの時点でも怒りますが、それでもまだ50点です。
しかし、泣いた時点で男として0点です。
みんなの責任で失敗して泣くのならばまだ許せますが、自分1人が攻撃する場面で泣くなと思います。
あのシーンはすごく残念だと思いました。
勇気を持ってトライしなかったことと、自分のミスがあったときに人前で号泣すること、二重の意味で「甘え」です。
自分の責任で失敗をしても、人前では毅然とした態度を取ってほしいです。
もちろん、偉そうにしろというわけではありません。
神妙な態度はとるけれど、人前で泣いて同情を誘うなということです。
泣くというのは同情を誘う行為ですから。
実は私はこの選手に少し期待していたのですが、昨日のあの場面を見て、ちょっと厳しいと感じました。
あえて心を鬼にして「甘ったれるな」と言わせていただきます。
ゴール前のパスという行為に関してだけいえば、一般的な日本の選手の甘さということもあるのですが、何よりも人前で泣くという行為は、親だったとしたら許せません。
「勇気を持つ。悔し涙は人前で流さない」というのは私のポリシーですので、今回はこのお話をさせていただきました。
共に強い気持ちを持って頑張りましょう。
ゴールを外して泣いてしまった選手は、次は強い気持ちで頑張ってください。
期待しているのです。
私はいつもあなたの成功を心から応援しております。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。