第143回の2級受験、がんばりましょう!【がんばろう独学簿記2級158】

がんばろう日商簿記2級合格、今回は「143回2級の本試験、ぜひ頑張ってください」というテーマでお話したいと思います。

今日は2016年6月11日、本試験前日です。
この動画は8時過ぎに撮っていますが、早めにこの動画をご覧になった方は今日の勉強の参考にしてほしいと思います。

今日の勉強方法に加えて、明日の過ごし方についてもお話します。
簿記2級は今回の出題区分の改定の影響を最も受けます。
影響があるのは商業簿記で、工業簿記には影響はありません。

前日にやることは2つあり、できれば5時間ぐらい勉強時間を取ってほしいのですが、1つは2時間で本試験形式の勉強をしてほしいです。

過去問でもいいですし、予想問題のようなものでも構いませんが、特殊仕訳帳など古い出題区分が出ている回は外してください。

最近の過去問集は古い出題区分のものは除外して掲載していると思うので、最近出版された過去問集のほうがいいと思います。

そして、予想問題や総合問題を1問でいいので、時間配分の練習をしてほしいです。
時間配分に関しては従来とそれほど変わりません。

第一問の仕訳は15分、第二問は25分、第三問は45分、第四問は15分、第五問15分という感じです。

工業簿記は30分ぐらいで、商業簿記は80分ぐらいで合計110分で、残りの10分で見直しをします。

もしこの中で時間調節をするならば、工業簿記に自信のない方は工業簿記に40分とってもいいと思います。
つまり第四問と第五問で20分ずつで合計40分です。

そして商業簿記を80分で解いて、120分をフルに使ってもいいです。
80分の内訳は、第一問が15分以内で、第二問は20分で、第三問は45分です。
あるいは、商業簿記80分と工業簿記30分です。

第二問は25分以上はかけなくてもいいです。
第二問を20分でやると決めたら、商業簿記は80分です。
時間配分は意識してください。

商業簿記は80分から85分、工業簿記は30分から40分という時間配分で勉強してください。
今日は時間配分を守って勉強してみてください。

特に第三問の45分は守ってください。
人によっては第三問を1時間やって時間オーバーになってしまうこともあります。
第三問は45分が最大で、できれば40分でやってください。

配点はどれも20点です。
一問丸々20点できなくても、残りの四問がある程度できれば80点は取れます。
1個落としても絶望的ではないということを知っておきましょう。

かなり厳しいですが、不可能ではありません。
あるいは満遍なく7割取れば受かるので、できない部分は気にせずに、できるところをがんばります。

そしてもう1つ前日におすすめしたいのが、苦手な仕訳を10個潰すことです。
あとは第三問の総合問題対策です。

本支店会計の決算手続は今回は出題区分からは外れていると思うので、本支店は気にしなくてもいいのですが、普通の貸借対照表や損益計算書の作成は、できれば1個、少し難しめの問題を45分でやってみてください。

ただ、難しめの問題をやる自信がなかったり、手元に難しい問題がなければ、普通の問題でも構いませんので、45分以内に確実に終わらせる練習をしましょう。

工業簿記も総合問題を2つ選んだら、それを30分以内で解く練習をしましょう。
そして本番では最大40分以内で解いてください。
これが前日の勉強です。

試験当日ですが、簿記2級は午後なので簿記3級に比べて時間に余裕はありますが、できれば1時間前、最低でも30分前には行きましょう。
早めに行って心を落ち着けましょう。

ギリギリに行くと興奮状態で動揺してしまうので、心を落ち着けるために早めに行きましょう。

そして試験が始まったら、くれぐれも時間配分には気をつけてください。
商業簿記が80分、工業簿記は30分から40分という時間配分を絶対守ってほしいのです。

工業簿記は得意ならば30分、少し苦手意識がある方は40分というように、あなたなりのやり方で時間配分を決めてください。

本番では知らない問題が出ることが多いですが、1割は自分の知らない問題が出ると思ってください。

知らない問題が出ても怖じ気づかないことです。
そこを外しても受かりますので、知らないテーマが出ても気にしないでください。

特に今回、事前にやっておいてほしいのは「有価証券の期末評価」です。
その他有価証券、子会社株式・関連会社株式のあたりは新しいので、注意してください。

それから「クレジット売掛金」「電子記録債券」というのは売掛金の応用系で金銭債権なので、貸倒引当金の設定対象となるので注意してください。

初めて聞く言葉があっても気にしないでください。
問題文をよく読めばできるものもあります。

あとは、「売上原価対立法」にも気をつけてください。
「仕入」「繰越商品」「売上」を使った三分法ではなくて、いったん商品勘定で仕入れて、販売の都度「売上原価」に振り替えます。

それから、有価証券の割賦購入やソフトウエアの自社利用も気をつけてほしいですが、柴山式であればテキストでやっていますので確認してください。

あとは「役務収益」「役務原価」といったところや「貸倒引当金の個別設定」というものもあります。

これらも柴山式のテキストでは対応していますから、最終チェックを前日にしておきましょう。

全く見たことがないテーマが出ても気にしないでください。
そこを飛ばしても受かると思ってください。

30点までは捨てられますから、知らない問題が出ても気にせず飛ばしてください。
あとは、本番で落ち着かなかったり、緊張してしまう場合は、30秒から1分ぐらい目を閉じて深呼吸して、気持ちを落ち着けてから次にいきましょう。

必ず突破口はありますので、自分を信じてがんばってください。
知らない問題は後回しにして、できる問題からやってください。
先ほど申し上げた新傾向をチェックして、あとは本番をがんばりましょう。

その他有価証券が出るかもしれませんが、前日までにチェックした範囲で出題されると思ってがんばってください。

私はいつもあなたの簿記2級合格を心から応援しています。
ぜひ、本番でがんばってください。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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